衣服に使われるボタンには、さまざまな名称があります。
普段はまとめて「ボタン」と呼ぶことが多いですが、実際には、穴の数・裏側の構造・素材・形・留め方・使われる場所によって細かく呼び分けられます。
たとえば、シャツによく使われる「二つ穴ボタン」や「四つ穴ボタン」、コートやジャケットに使われることが多い「足つきボタン」、ダッフルコートでおなじみの「トグルボタン」などがあります。
この記事では、ボタンのさまざまな名称を、種類ごとにわかりやすく解説します。
ボタンの基本的な名称
まずは、ボタンに関する基本的な呼び方から見ていきましょう。
ボタン
衣服や小物などを留めるために使われるパーツを、一般的に「ボタン」と呼びます。
シャツ、ブラウス、ジャケット、コート、カーディガン、パンツ、バッグなど、さまざまなアイテムに使われています。
ボタンは単なる留め具としてだけでなく、服の印象を左右する装飾パーツとしても重要です。
同じ服でも、ボタンの素材や色、形を変えるだけで、カジュアルにも上品にも見せることができます。
釦
「釦」は、ボタンを表す漢字です。
読み方は「ボタン」です。
日常的にはカタカナで「ボタン」と書くことが多いですが、アパレル資材や手芸用品、ボタン専門店などでは「釦」という表記が使われることがあります。
たとえば、次のような表記です。
- 貝釦
- 水牛釦
- 金属釦
- 樹脂釦
一般向けの記事では「ボタン」と書くほうがわかりやすいですが、専門的な文脈では「釦」という表記も覚えておくとよいでしょう。
穴の数・構造によるボタンの名称
ボタンは、穴の数や裏側の構造によって名称が変わります。
もっとも基本的なのは、二つ穴ボタン、四つ穴ボタン、足つきボタンです。
二つ穴ボタン
二つ穴ボタンは、表面に穴が2つ開いているボタンです。
シャツ、ブラウス、子ども服、カジュアルウェアなど、幅広い衣類に使われています。
見た目がシンプルで、縫い付けやすいのが特徴です。
糸のラインが一直線に見えるため、すっきりとした印象になります。
軽めの衣類や薄手の生地に使われることが多いボタンです。
四つ穴ボタン
四つ穴ボタンは、表面に穴が4つ開いているボタンです。
シャツ、ジャケット、コート、カーディガン、パンツなど、幅広い衣類に使われます。
二つ穴ボタンよりも縫い留める箇所が多いため、安定して取り付けやすいのが特徴です。
四つ穴ボタンは、縫い方によって見た目を変えられます。
たとえば、糸を平行に通せば落ち着いた印象に、クロスさせて縫えばやや装飾的な印象になります。
足つきボタン
足つきボタンは、ボタンの裏側に糸を通すための「足」が付いているボタンです。
表面に穴が見えないため、見た目がすっきりしており、装飾性の高いボタンによく使われます。
コート、ジャケット、ブレザー、カーディガン、制服などに使われることが多く、金属ボタンやデザインボタンにもよく見られます。
厚手の生地に使いやすいのも特徴です。ボタンと生地の間に自然な余裕ができるため、ボタンを留め外ししやすくなります。
脚つきボタン
脚つきボタンは、足つきボタンとほぼ同じ意味で使われる名称です。
「足」と書く場合もあれば、「脚」と書く場合もあります。
どちらも、ボタン裏側に縫い付け用の突起や輪があるタイプを指します。
アパレル資材や手芸用品では、商品名として「脚つきボタン」と表記されることもあります。
シャンクボタン
シャンクボタンは、英語の shank button に由来する呼び方です。
意味としては、足つきボタン、脚つきボタンとほぼ同じです。
ボタン裏側に糸を通す部分があり、表面に縫い穴が見えないタイプを指します。
洋裁やアパレル資材の分野では、「足つきボタン」と「シャンクボタン」が併記されることもあります。
裏穴ボタン
裏穴ボタンは、表面ではなく裏側に糸を通す穴があるボタンです。
表からは縫い糸が見えにくいため、デザイン性を重視した服に向いています。
足つきボタンやシャンクボタンと近い意味で使われることがあります。
ボタンの表面をすっきり見せたい場合や、装飾的なボタンを使いたい場合に選ばれます。
裏足ボタン
裏足ボタンも、ボタン裏側に足があるタイプのボタンを指します。
「足つきボタン」「脚つきボタン」「シャンクボタン」とほぼ同じ意味で使われることがありますが、資材店やメーカーによって呼び方が異なる場合があります。
記事内では、読者にわかりやすいように、最初に「足つきボタン」と説明し、その補足として「裏足ボタン」「シャンクボタン」と紹介するとよいでしょう。
トンネル穴ボタン
トンネル穴ボタンは、ボタンの裏側にトンネル状の糸穴があるタイプです。
表面に縫い糸が見えにくく、ボタンのデザインをきれいに見せられるのが特徴です。
一般的な足つきボタンは、裏側に輪のような足が付いています。
一方、トンネル穴ボタンは、ボタン本体の裏側に横穴のような通し穴が作られています。
専門的な名称なので、一般向けの記事では「足つきボタンの一種」として紹介するとわかりやすいです。
穴の形によるボタンの名称
ボタンは、穴の数だけでなく、穴まわりの形によって呼び分けられることもあります。
代表的なのが、猫目ボタンです。
猫目ボタン
猫目ボタンは、穴の周辺が猫の目のようにくぼんでいるボタンです。
中央に細長いくぼみがあり、その中に穴が開いているような形をしています。
糸がくぼみに収まりやすく、見た目がすっきりしやすいのが特徴です。
シャツ、作業着、カジュアルウェアなどに使われることがあります。
フィッシュアイボタン
フィッシュアイボタンは、猫目ボタンと近い意味で使われる名称です。
「フィッシュアイ」は魚の目という意味で、穴まわりのくぼんだ形状からこのように呼ばれます。
日本では「猫目ボタン」という呼び方のほうがわかりやすい場合もありますが、アパレル資材の文脈では「フィッシュアイボタン」と表記されることもあります。
たぬき穴
たぬき穴は、ボタンの穴まわりの形状を表す専門的な呼び方のひとつです。
ただし、二つ穴ボタンや四つ穴ボタン、足つきボタン、猫目ボタンほど一般的な名称ではありません。
一般読者向けの記事では、詳しく説明しすぎるよりも、次のように補足的に触れる程度で十分です。
ボタンの穴まわりの形状には、猫目穴やたぬき穴など、資材業界で使われる専門的な呼び方もあります。
このように書くと、専門性を示しつつ、読者に負担をかけずに説明できます。
形状によるボタンの名称
ボタンは、見た目の形によっても呼び分けられます。
ここでは、代表的な形状の名称を紹介します。
丸ボタン
丸ボタンは、円形のボタンです。
もっとも一般的な形で、シャツ、ブラウス、ジャケット、コート、カーディガンなど、さまざまな衣類に使われます。
特に指定がない場合、多くの人が「ボタン」と聞いてイメージするのは、この丸ボタンでしょう。
角ボタン
角ボタンは、四角形や長方形、ひし形など、角のあるボタンです。
丸ボタンに比べてデザイン性が強く、個性的な印象を与えます。
婦人服、コート、カーディガン、バッグ、小物などに使われることがあります。
ただし、角のある形状はボタンホールに通すときに引っかかりやすい場合もあるため、実用性とのバランスが大切です。
楕円ボタン
楕円ボタンは、横長または縦長の楕円形をしたボタンです。
丸ボタンよりもやわらかく、上品な印象を与えやすいのが特徴です。
ブラウス、ワンピース、カーディガン、コートなどに使われることがあります。
平ボタン
平ボタンは、表面が比較的フラットなボタンです。
シャツやブラウス、作業着など、実用性を重視する衣類によく使われます。
平らな形状のため、重ね着をしてもごろつきにくく、扱いやすいのが特徴です。
ドームボタン
ドームボタンは、表面が丸く盛り上がったボタンです。
立体感があり、装飾性や高級感を出しやすいボタンです。
金属ボタン、樹脂ボタン、コート用ボタン、飾りボタンなどに見られます。
シンプルな服にドームボタンを使うと、ボタン自体がデザインのアクセントになります。
留め方によるボタンの名称
ボタンには、糸で縫い付けるものだけでなく、押し合わせて留めるタイプや、紐を通して留めるタイプもあります。
ここでは、留め方に特徴があるボタンを紹介します。
スナップボタン
スナップボタンは、凹凸のパーツを押し合わせて留めるタイプのボタンです。
「パチン」と留まるため、開け閉めがしやすいのが特徴です。
ベビー服、子ども服、シャツ、アウター、バッグ、小物などに広く使われています。
スナップボタンには、手で縫い付けるタイプと、専用の道具で打ち込むタイプがあります。
金属製のものだけでなく、プラスチック製のスナップボタンもあります。
ドットボタン
ドットボタンは、金属パーツを打ち込んで取り付けるスナップボタンの一種です。
デニムシャツ、ブルゾン、ジャケット、バッグ、ワークウェアなどによく使われます。
一般的なボタンのように糸で縫い付けるのではなく、専用の打ち具や機械で生地に固定するのが特徴です。
スナップボタンの一種ですが、アパレルでは特に打ち込み式の金属スナップを「ドットボタン」と呼ぶことがあります。
トグルボタン
トグルボタンは、棒状のボタンです。
ダッフルコートに使われるボタンとしてよく知られています。
通常のボタンホールに通すのではなく、紐やループに通して留めるのが特徴です。
素材には、木、角、プラスチック、革風素材などが使われます。
トグルボタンを使うと、カジュアルでクラシックな雰囲気を出しやすくなります。
チャイナボタン
チャイナボタンは、紐を結んで作られた装飾的な留め具です。
中国服やアジアンテイストの衣類でよく見られます。
ボタンとループが一体になったような形で、実用性だけでなく装飾性も高いのが特徴です。
「飾り結びボタン」と呼ばれることもあります。
英語では、紐飾りの留め具全体を frog closure と呼ぶことがあります。
パラシュートボタン
パラシュートボタンは、幅広のテープや紐を通して衣服に固定するボタンです。
通常のボタンのように細い糸で縫い付けるのではなく、テープ状のパーツを使って取り付ける点が特徴です。
ミリタリー由来のディテールとして扱われることがあり、強い力がかかっても取れにくい構造になっています。
コート、ジャケット、ワークウェア、ミリタリーテイストの衣類などに使われることがあります。
マグネットボタン
マグネットボタンは、磁石の力で留めるタイプのボタンです。
衣服よりも、バッグ、財布、ポーチ、小物などに多く使われます。
開け閉めが簡単で、見た目をすっきりさせやすいのが特徴です。
「マグネットホック」と呼ばれることもあります。
素材によるボタンの名称
ボタンは、素材によっても名称が変わります。
素材の違いは、見た目の印象だけでなく、重さ、耐久性、高級感、扱いやすさにも関係します。
樹脂ボタン
樹脂ボタンは、プラスチック系素材で作られたボタンです。
もっとも一般的なボタンのひとつで、シャツ、ブラウス、カジュアルウェア、子ども服、制服など幅広く使われています。
色や形のバリエーションが豊富で、比較的安価に作れるのが特徴です。
ポリエステル樹脂、ナイロン、ユリア樹脂など、細かく見るとさまざまな種類があります。
プラスチックボタン
プラスチックボタンは、樹脂ボタンとほぼ同じ意味で使われることが多い名称です。
軽くて扱いやすく、色やデザインの自由度が高いため、日常着によく使われます。
一般向けの記事では、「樹脂ボタン」と「プラスチックボタン」は近いものとして説明して問題ありません。
貝ボタン
貝ボタンは、貝殻を加工して作られたボタンです。
白蝶貝、黒蝶貝、高瀬貝などが使われます。
天然素材ならではの上品な光沢があり、シャツやブラウス、高級感のある衣類によく使われます。
光の当たり方によって表情が変わるため、シンプルな服にもさりげない華やかさを加えられます。
水牛ボタン
水牛ボタンは、水牛の角を加工して作られたボタンです。
スーツ、ジャケット、コートなどに使われることが多く、高級感のある天然素材ボタンとして知られています。
天然素材のため、ひとつひとつ色や模様が異なります。
黒、茶、ベージュ、半透明のような色合いがあり、落ち着いた上質感を出しやすいボタンです。
ナットボタン
ナットボタンは、植物由来の素材を加工して作られたボタンです。
代表的なものに、タグアナットやコロゾナットがあります。
天然素材らしい温かみがあり、染色しやすいのが特徴です。
ナチュラル系の服、カジュアルウェア、ジャケット、シャツなどに使われます。
木ボタン
木ボタンは、木材で作られたボタンです。
ナチュラルで温かみのある雰囲気が特徴です。
リネン服、カーディガン、子ども服、ハンドメイド作品、小物などに向いています。
ただし、木は水に弱い場合があるため、洗濯方法には注意が必要です。
金属ボタン
金属ボタンは、金属素材で作られたボタンです。
ブレザー、制服、ミリタリージャケット、デニム、コート、ワークウェアなどによく使われます。
紋章入り、ロゴ入り、アンティーク加工、メッキ加工など、装飾性の高いものも多くあります。
重厚感や存在感を出したい服に向いています。
革ボタン
革ボタンは、革で作られたボタン、または革で表面を覆ったボタンです。
コート、ジャケット、カーディガン、バッグ、小物などに使われます。
クラシックで落ち着いた雰囲気を出しやすいのが特徴です。
革製品と相性がよく、ナチュラル系やカジュアル系の服にもよく合います。
ガラスボタン
ガラスボタンは、ガラスで作られたボタンです。
透明感や光沢があり、装飾性の高いボタンとして使われます。
現代の量産服では多くありませんが、ヴィンテージボタンやアンティークボタンとして人気があります。
ブラウス、ワンピース、小物、アクセサリー風の装飾などに使われることがあります。
くるみボタン
くるみボタンは、ボタンの表面を布で包んだボタンです。
服と同じ生地で作ると、全体に統一感を出せます。
ワンピース、ブラウス、コート、ジャケット、ハンドメイド小物などによく使われます。
共布で作ると目立ちすぎず上品に仕上がり、柄布で作るとボタン自体をアクセントにできます。
くるみボタンは、裏側に足が付いたタイプが多いのも特徴です。
用途・部位によるボタンの名称
ボタンには、構造や素材ではなく、使われる服の種類や部位によって呼ばれる名称もあります。
シャツボタン
シャツボタンは、シャツに使われる小ぶりなボタンです。
前立て、袖口、襟元などに使われます。
白、透明、貝風、樹脂製などが多く、シンプルで清潔感のあるデザインが一般的です。
ビジネスシャツでは、目立ちすぎない上品なボタンが選ばれることが多いです。
袖ボタン
袖ボタンは、ジャケットやコートの袖口に付いているボタンです。
実際に袖口を開閉できるものもあれば、装飾として付いているものもあります。
スーツやジャケットでは、袖ボタンの数や並び方がデザイン上のポイントになることがあります。
コートボタン
コートボタンは、コートに使われる大きめのボタンです。
厚手の生地でも留めやすいように、サイズが大きく、存在感のあるデザインが多いのが特徴です。
コートボタンには強い力がかかりやすいため、裏側に力ボタンを付けて補強することもあります。
ジーンズボタン
ジーンズボタンは、ジーンズのウエスト部分などに使われる金属製のボタンです。
糸で縫い付ける一般的なボタンとは異なり、金具を打ち込んで取り付けるタイプが多く使われます。
このような打ち込み式のボタンは、タックボタンと呼ばれることもあります。
ジーンズやデニムジャケットなど、丈夫さが求められる衣類に向いています。
制服ボタン
制服ボタンは、学生服、ブレザー、官公庁、警備、鉄道、ホテル、サービス業などの制服に使われるボタンです。
金属製のものや、校章・企業ロゴ・紋章が入ったものもあります。
制服の印象を決める重要なパーツであり、装飾性と識別性を兼ね備えていることが多いです。
カフスボタン
カフスボタンは、シャツの袖口を留めるための装飾的な留め具です。
日本では「カフスボタン」と呼ばれることが多いですが、英語では cufflinks と呼ばれます。
通常の縫い付けボタンとは異なり、取り外して使うアクセサリーに近いアイテムです。
フォーマルなシャツやドレスシャツに使われます。
ボタンまわりの関連名称
ここからは、ボタンそのものではありませんが、ボタンを説明するときによく出てくる関連用語を紹介します。
ボタンホール
ボタンホールは、ボタンを通すための穴です。
日本語では「ボタン穴」とも呼ばれます。
ボタンの大きさや厚みに合ったボタンホールでないと、留めにくかったり、外れやすかったりすることがあります。
シャツ、ブラウス、ジャケット、コート、パンツなど、ボタンで留める衣類には基本的にボタンホールがあります。
眠り穴
眠り穴は、直線状のボタンホールです。
シャツやブラウスなど、比較的薄手の衣類でよく使われます。
もっとも一般的なボタンホールの形のひとつです。
鳩目穴
鳩目穴は、片側が丸くなったボタンホールです。
ジャケットやコートなど、厚手の衣類で使われることがあります。
丸い部分にボタンの糸足や軸が収まりやすく、力がかかる部分にも向いています。
前立て
前立ては、シャツやブラウスなどの前中心にある、ボタンやボタンホールが付いている部分です。
ボタンそのものの名称ではありませんが、シャツの構造を説明するときによく使われる言葉です。
比翼仕立て
比翼仕立ては、ボタンが表から見えないように布で隠す仕立てです。
コート、シャツ、ブラウス、フォーマルウェアなどで使われます。
ボタンが見えないため、すっきりとした上品な印象になります。
力ボタン
力ボタンは、大きなボタンの裏側に付ける小さな補助ボタンです。
表側のボタンにかかる力を分散し、生地が傷んだり、糸が抜けたりするのを防ぐ役割があります。
コートやジャケットなど、厚手の衣類や大きなボタンに使われることが多いです。
糸足
糸足は、ボタンと生地の間に作る糸の余裕部分です。
ボタンをぴったり生地に縫い付けてしまうと、厚手の生地ではボタンを留めにくくなります。
そこで、ボタンと生地の間に少し空間を作り、ボタンホールに通しやすくします。
この糸でできた首のような部分を「糸足」と呼びます。
ボタンに近い留め具の名称
衣服やバッグには、ボタン以外にもさまざまな留め具が使われます。
ここでは、ボタンと混同されやすい留め具を紹介します。
ホック
ホックは、金属などの小さなパーツを引っかけて留める留め具です。
スカート、パンツ、ブラジャー、和装、バッグ、小物などに使われます。
ボタンではありませんが、衣服を留めるパーツとしてボタンと近い役割を持っています。
マグネットホック
マグネットホックは、磁石の力で留めるパーツです。
バッグ、財布、ポーチ、コート、小物などに使われます。
開け閉めが簡単で、外から留め具が見えにくいデザインにも向いています。
ファスナー
ファスナーは、左右の務歯をかみ合わせて開閉する留め具です。
パンツ、スカート、ワンピース、アウター、バッグ、ポーチなどに使われます。
ボタンとは異なる留め具ですが、衣服の開閉に使われる代表的なパーツです。
面ファスナー
面ファスナーは、面同士をくっつけて留める留め具です。
一般的には「マジックテープ」という名称で知られています。
ただし「マジックテープ」は登録商標のため、一般名称としては「面ファスナー」と呼ばれます。
靴、子ども服、スポーツ用品、バッグ、介護用品などによく使われます。
バックル
バックルは、ベルトやバッグのストラップなどを留めるための金具です。
ボタンとは異なりますが、衣服や小物を留めるパーツとして関連して紹介されることがあります。
カシメ
カシメは、生地や革、金属パーツなどを固定するための留め具です。
ジーンズ、バッグ、革小物、ベルトなどに使われます。補強と装飾の両方の役割を持つことがあります。
ボタンのサイズに関する名称
ボタンのサイズは、一般的にはミリメートルで表されます。
ただし、服飾資材の分野では「ライン」という単位が使われることもあります。
ライン
ラインは、ボタンの大きさを表す単位です。
1ラインは、40分の1インチです。約0.635mmに相当します。
つまり、40ラインは1インチ、約25.4mmです。
たとえば、シャツには小さめのボタン、ジャケットやコートには大きめのボタンが使われます。
サイズを選ぶときは、服の種類、生地の厚み、ボタンホールの大きさに合わせることが大切です。
ボタンの名称を分類するとわかりやすい
ボタンの名称は数が多いため、分類して覚えると理解しやすくなります。
| 分類 | 主な名称 |
|---|---|
| 穴の数・構造 | 二つ穴ボタン、四つ穴ボタン、足つきボタン、シャンクボタン、裏穴ボタン |
| 穴の形 | 猫目ボタン、フィッシュアイボタン、たぬき穴 |
| 形状 | 丸ボタン、角ボタン、楕円ボタン、平ボタン、ドームボタン |
| 留め方 | スナップボタン、ドットボタン、トグルボタン、チャイナボタン、パラシュートボタン |
| 素材 | 樹脂ボタン、貝ボタン、水牛ボタン、ナットボタン、木ボタン、金属ボタン、革ボタン |
| 用途・部位 | シャツボタン、袖ボタン、コートボタン、ジーンズボタン、制服ボタン、カフスボタン |
| 関連用語 | ボタンホール、糸足、力ボタン、前立て、比翼仕立て |
| 近い留め具 | ホック、マグネットホック、ファスナー、面ファスナー、バックル、カシメ |
まとめ
ボタンには、さまざまな名称があります。
もっとも基本的なのは、二つ穴ボタン、四つ穴ボタン、足つきボタン、シャンクボタンなどです。
これらは、穴の数や裏側の構造によって呼び分けられます。
形状で見ると、丸ボタン、角ボタン、楕円ボタン、平ボタン、ドームボタンなどがあります。
穴の形によって、猫目ボタンやフィッシュアイボタンと呼ばれるものもあります。
留め方に特徴があるものとしては、スナップボタン、ドットボタン、トグルボタン、チャイナボタン、パラシュートボタンなどがあります。
素材で分類すると、樹脂ボタン、貝ボタン、水牛ボタン、ナットボタン、木ボタン、金属ボタン、革ボタン、ガラスボタンなどがあります。
また、ボタンそのものではありませんが、ボタンホール、糸足、力ボタン、前立て、比翼仕立てといった関連用語も、ボタンを理解するうえで大切です。
ボタンは小さなパーツですが、服の使いやすさや印象を大きく左右します。
名称や特徴を知っておくと、洋服選びや手芸、リメイク、修理のときにも役立ちます。
以上、ボタンの様々な名称についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










