スーツのボタンの縫い方について

オーダースーツFLAWLESSのご紹介

スーツのボタンを縫い付けるときは、一般的なシャツのボタン付けとは少し違う注意が必要です。

スーツの生地は厚みがあり、ジャケットには表地・芯地・裏地などの構造があるため、ただボタンを生地にぴったり縫い付けるだけでは、着用時に生地が引っ張られたり、ボタンがすぐ取れたりすることがあります。

特に大切なのは、ボタンと生地の間に適度なすき間を作り、糸足を作ることです。

糸足があることで、ボタンホールに通しやすくなり、生地への負担も軽くなります。

ここでは、スーツの前ボタンや袖ボタンをきれいに縫い直す方法を、準備から仕上げまで詳しく解説します。

目次

スーツのボタン付けで大切なポイント

スーツのボタンを縫うときに意識したいポイントは、主に次の3つです。

まず重要なのは、糸足を作ることです。

糸足とは、ボタンと生地の間にできる糸の軸のような部分を指します。

スーツはシャツよりも生地に厚みがあるため、ボタンを生地に密着させてしまうと、ボタンを留めたときに生地が窮屈になり、シワやツレの原因になります。

次に大切なのは、縫い付ける強さを調整することです。

しっかり縫うことは必要ですが、糸を強く引きすぎると、ボタンの周囲の生地がへこんだり、裏地がつれたりすることがあります。

丈夫に仕上げつつ、生地を締め付けすぎないことが大切です。

最後に、周囲のボタンと見た目をそろえることも重要です。

スーツはフォーマルな印象が大切な衣類なので、糸の色、縫い方、ボタンの向き、間隔などがそろっていると、自然できれいに仕上がります。

用意するもの

スーツのボタンを縫う前に、必要な道具を準備しておきましょう。

縫い針

針は、スーツ生地の厚みに合わせて選びます。

一般的なスーツ地であれば、普通地用の縫い針で問題ありません。

冬用の厚手のウール生地やコートに近い厚みのある生地の場合は、少ししっかりした針を使うと縫いやすくなります。

ただし、太すぎる針を使うと、生地に針穴が目立つことがあります。

薄手のスーツや繊細な生地では、できるだけ生地を傷めにくい細めの針を使うと安心です。

糸は、丈夫な手縫い糸を使います。

特に、ポリエステルの手縫い糸は切れにくく、スーツのボタン付けにも向いています。

色は、基本的にボタンの色や、もともと使われていた糸の色に合わせます。

黒いボタンには黒、紺系のボタンには濃紺や黒、茶系のボタンには茶色の糸を選ぶと自然です。

取れたボタンを付け直す場合は、残っている他のボタンの糸色を確認し、それに合わせると違和感が出にくくなります。

糸切りバサミ

糸を切るために、糸切りバサミや裁ちバサミを用意します。

古い糸を取り除くときにも使うため、切れ味のよいものがあると作業しやすくなります。

チャコペンや印付け用具

ボタンの位置がわからなくなりそうな場合は、チャコペンなどで軽く印を付けておきます。

取れたボタンを付け直す場合は、もともとの針穴や糸の跡が残っていることが多いので、それを目印にすると自然です。

爪楊枝や厚紙

糸足を作るために、爪楊枝や薄い厚紙を使うと便利です。

ボタンの上に爪楊枝を置き、その上をまたぐように糸を渡して縫うと、ボタンと生地の間にほどよいゆとりを作りやすくなります。

スーツのボタンを縫う前の準備

古い糸を丁寧に取り除く

ボタンが取れかかっている場合は、古い糸をそのまま残さず、できるだけ取り除いてから縫い直します。

古い糸が残ったまま新しい糸で縫うと、ボタンの座りが悪くなったり、仕上がりが雑に見えたりすることがあります。

ハサミやリッパーを使い、生地を傷つけないように糸だけを丁寧に切りましょう。

無理に糸を引っ張ると、生地の繊維を傷めることがあるため注意が必要です。

ボタンの位置を確認する

取れたボタンを付け直す場合は、元の縫い跡を確認します。

スーツの表地には、小さな針穴や糸の跡が残っていることが多いため、その位置に合わせると自然に仕上がります。

ボタンの位置がずれると、ジャケットの前合わせが歪んだり、袖ボタンの並びが不自然に見えたりします。

特に前ボタンは、ボタンホールとの位置関係が大切です。

縫い始める前に、反対側のボタンホールと合うかを確認しておきましょう。

周囲のボタンを観察する

スーツのボタンを付け直すときは、周囲に残っているボタンをよく見ておくことが大切です。

確認したいのは、次のような点です。

  • 糸の色
  • 糸の通し方
  • ボタン穴の向き
  • ボタンの間隔
  • 糸足の長さ
  • 力ボタンの有無

4つ穴ボタンの場合、糸を横に渡しているのか、縦に渡しているのか、クロスにしているのかによって見た目が変わります。

1つだけ違う縫い方にすると目立つことがあるため、できるだけ他のボタンとそろえましょう。

糸を針に通す

スーツの前ボタンなど、力がかかりやすい部分は、基本的に二本取りで縫うと丈夫に仕上がります。

二本取りとは、針に糸を通したあと、糸の両端をそろえて玉結びを作り、2本の糸で縫う方法です。

ただし、太い糸を使う場合や、小さな袖ボタンを縫う場合は、二本取りにすると糸が目立ちすぎたり、ボタン穴に糸が詰まりやすくなったりすることがあります。

その場合は、一本取りで丁寧に縫っても構いません。

スーツのボタンの基本的な縫い方

ここでは、スーツによく使われる穴あきボタンの縫い方を説明します。

前ボタンや袖ボタンなど、一般的な4つ穴ボタンを想定した方法です。

裏側から針を刺す

まず、ボタンを付ける位置を確認し、裏側から表側へ針を出します。

玉結びは裏側に残るようにします。

ジャケットの前ボタンを縫う場合は、表地と芯地をすくうように縫うのが基本です。

裏地まで強く縫い込むと、裏地がつれて着心地や見た目に影響することがあります。

ただし、裏側に力ボタンが付いている場合は、表のボタンと裏の力ボタンを一緒に縫い留めます。

その場合も、糸を強く引きすぎないように注意しましょう。

ボタンの穴に針を通す

表に出した針を、ボタンの穴に通します。

4つ穴ボタンの場合は、周囲のボタンと同じ糸の通し方になるように縫い始めます。

たとえば、既存のボタンが横二本のように縫われているなら横に、クロスに縫われているなら同じようにクロスにします。

スーツでは、ボタンそのものだけでなく、糸の見え方も印象に影響します。

ボタンを生地に密着させず、少し浮かせる

スーツのボタン付けで特に重要なのが、この工程です。

ボタンを生地にぴったり押し付けず、少し浮かせた状態で縫います。

初心者の場合は、ボタンの上に爪楊枝や薄い厚紙を置き、その上をまたぐように糸を渡して縫うと、自然にゆとりを作りやすくなります。

このゆとりが、あとで糸足になります。

ボタンを密着させて縫ってしまうと、ボタンホールに通したときに生地が引っ張られ、前身頃にシワが出たり、ボタンが外れやすくなったりします。

同じ穴の組み合わせに数回糸を通す

同じ穴の組み合わせに、3〜5回ほど糸を通します。

前ボタンのように負荷がかかる部分は、ボタンがぐらつかない程度にしっかり縫います。

ただし、何度も通しすぎると糸が盛り上がり、見た目が悪くなることがあります。

丈夫にしたいからといって、必要以上に縫い重ねすぎないようにしましょう。

4つ穴ボタンの場合は、片方の穴の組み合わせを縫ったあと、もう一方の穴の組み合わせも同じように縫います。

爪楊枝や厚紙を外す

必要な回数だけ縫ったら、ボタンの上に置いていた爪楊枝や厚紙を外します。

すると、ボタンと生地の間に糸の束ができています。この糸の束が、糸足の土台になります。

糸足に糸を巻き付ける

次に、ボタンと生地の間にできた糸の束に、糸を数回巻き付けます。

この工程によって糸足がしっかりまとまり、ボタンが安定します。

糸足があると、ボタンホールに通しやすくなり、ボタンを留めたときの生地への負担も軽くなります。

巻く回数は、3〜5回程度が目安です。

厚手のスーツ地ならややしっかりめに、薄手の生地なら目立ちすぎないように控えめに巻くとよいでしょう。

裏側で糸を止める

最後に針を裏側へ通し、玉止めをします。

玉止めはしっかり行いますが、玉が大きすぎると裏側でごろついたり、表地に響いたりすることがあります。

糸端はほどけないように留めつつ、できるだけ小さく目立たないように処理しましょう。

玉止めだけで不安な場合は、裏側の糸に針をくぐらせ、小さな輪を作って針を通し、軽く締める方法を1〜2回繰り返すと、ほどけにくくなります。

力ボタンがある場合の縫い方

スーツによっては、前ボタンの裏側に小さなボタンが付いていることがあります。

これを力ボタンといいます。

力ボタンは、表のボタンにかかる力を裏側で受け止め、生地への負担を分散するためのものです。

特にジャケットの前ボタンやコートのボタンなど、力がかかりやすい部分に使われることがあります。

ただし、すべてのスーツに力ボタンが付いているわけではありません。

軽い仕立てのジャケットや、デザインによっては力ボタンがない場合もあります。

力ボタンを付ける場合は、表側にメインのボタン、裏側に力ボタンを置き、生地を挟むようにして縫い留めます。

針を表のボタンと裏の力ボタンに交互に通し、両方を固定します。

このとき、糸を強く締めすぎると、生地がへこんだり、裏側がつれたりすることがあります。

力ボタンは補強として有効ですが、締め付けすぎず、自然な状態で固定することが大切です。

4つ穴ボタンの縫い方の種類

スーツのボタンには、4つ穴ボタンがよく使われます。

4つ穴ボタンは、糸の通し方によって見た目が変わります。

横に平行に縫う

2本の糸が横に並んで見える縫い方です。

シンプルで落ち着いた印象になり、スーツにもよく使われます。

既存のボタンが横向きに縫われている場合は、同じようにそろえると自然です。

縦に平行に縫う

糸が縦に2本並ぶように見える縫い方です。

こちらもシンプルな縫い方で、スーツやジャケットのデザインによって使われることがあります。

縦向きに縫われているボタンを付け直す場合は、穴の向きも含めて周囲とそろえましょう。

クロスに縫う

糸が「X」の形に見える縫い方です。

ややカジュアルな印象になることもありますが、スーツに使われる場合もあります。

大切なのは、どの縫い方が正しいかというよりも、他のボタンと同じ見え方にそろえることです。

付け直したボタンだけ縫い方が違うと、細かい部分でも違和感が出ることがあります。

ジャケットの前ボタンを縫うときの注意点

ジャケットの前ボタンは、スーツの中でも特に力がかかりやすい部分です。

着用中に横方向へ引っ張られやすいため、弱く縫うと取れやすくなります。

糸足を必ず作る

前ボタンは、ボタンホールに通して実際に留めるため、生地の厚み分の余裕が必要です。

糸足が短すぎると、ボタンを留めたときに生地が引っ張られ、前身頃にシワが出やすくなります。

特に厚手のウールスーツや冬用ジャケットでは、糸足を意識して作りましょう。

裏地を強く縫い込まない

ジャケットは表地と裏地が別々に動くように作られています。

前ボタンを付けるときに裏地まで強く縫い込むと、裏地が引っ張られて、着たときにつれや違和感が出ることがあります。

力ボタンがない場合は、表地と芯地をすくうように縫い、裏地を大きく巻き込まないようにしましょう。

糸を強く引きすぎない

丈夫に付けたいからといって、糸を強く引きすぎるのは避けましょう。

ボタン周辺の生地がへこんだり、糸が食い込んだりする原因になります。

しっかり固定しながらも、ボタンと生地の間には適度なゆとりを残すことが大切です。

袖ボタンを縫うときの注意点

スーツの袖口には、複数のボタンが並んでいることが多くあります。

袖ボタンは、前ボタンほど強い力がかからないこともありますが、見た目の統一感がとても大切です。

ボタンの間隔をそろえる

袖ボタンは数個並んでいるため、1つだけ位置がずれると目立ちます。

取れたボタンを付け直す場合は、元の縫い跡を確認し、他のボタンと間隔がそろうように縫い付けます。

糸の通し方をそろえる

袖ボタンは小さい部分ですが、意外と目に入ります。

既存のボタンが横に縫われているなら横に、クロスで縫われているならクロスにするなど、見え方をそろえましょう。

飾りボタンと本開きで糸足を調整する

スーツの袖口には、実際には開かない飾りボタンと、ボタンを外せる本開き仕様のボタンがあります。

飾りボタンの場合は、実際にボタンホールへ通すわけではないため、前ボタンほど長い糸足を作る必要はありません。

見た目が自然にそろっていれば問題ありません。

一方、本開き仕様の袖ボタンは、実際に留め外しするため、ボタンホールに通しやすいように適度な糸足を作ります。

スラックスのボタンを縫うときの注意点

スーツのスラックスにも、ウエスト部分や内側の持ち出し部分にボタンが付いていることがあります。

スラックスのボタンは、ジャケットの袖ボタンよりも力がかかりやすい場合があります。

特にウエストのボタンは着用中に負荷がかかるため、しっかり縫い付けることが大切です。

ただし、こちらも生地に密着させすぎると留めにくくなります。

厚みのあるウエスト部分に付ける場合は、前ボタンと同じように少し糸足を作ると、ボタンが留めやすくなります。

また、スラックスの内側のボタンは外から見えにくい部分ですが、取れると着用感に影響します。

ほつれかけている場合は、完全に取れる前に縫い直しておくと安心です。

スーツのボタン付けで失敗しやすい例

ボタンを生地にぴったり縫い付けてしまう

スーツのボタン付けでよくある失敗が、ボタンを生地に密着させて縫ってしまうことです。

シャツのような薄い生地なら問題になりにくい場合もありますが、スーツは生地に厚みがあります。

糸足がないと、ボタンを留めたときに生地が引っ張られ、シワやツレが出やすくなります。

糸を強く締めすぎる

糸を強く引きすぎると、ボタンの周囲がへこんでしまうことがあります。

スーツは表面の見た目が重要な衣類なので、ボタン周辺の生地が波打ったり、へこんだりすると目立ちます。

丈夫に付けることと、強く締め付けることは同じではありません。

適度なゆとりを残しながら、安定するように縫いましょう。

ボタンの向きや縫い方がそろっていない

4つ穴ボタンでは、穴の向きや糸の渡し方が違うだけで、見た目に違和感が出ることがあります。

特に袖ボタンは複数並んでいるため、1つだけ縫い方が違うと目立ちやすいです

付け直す前に、他のボタンの状態を確認しておきましょう。

玉止めが大きすぎる

玉止めが大きすぎると、裏側でごろついたり、表地に響いたりすることがあります。

また、表側から玉結びや玉止めが見えると、仕上がりが雑に見えてしまいます。

玉結びや玉止めは、裏側で小さく、目立たないように処理するのが基本です。

ボタンが取れやすいときの原因

スーツのボタンを何度縫い直してもすぐ取れる場合、縫い方以外に原因があることもあります。

たとえば、ジャケットの前ボタンが頻繁に取れる場合は、着用時にボタン周辺へ強い力がかかっている可能性があります。

サイズがややきつい、胸まわりや腹部にテンションがかかっている、ボタンホールが硬い、ボタン位置に負荷が集中しているといった原因が考えられます。

また、生地自体が傷んでいる場合も注意が必要です。

同じ場所に何度も針を通すと、針穴が広がったり、生地が弱くなったりすることがあります。

ボタン周辺の生地が薄くなっている、穴が広がっている、ほつれがあるといった場合は、単に縫い直すだけでは不十分なことがあります。

裏側に力ボタンを付けたり、補強布を使ったり、洋服直し店に相談したりすると安心です。

ボタンをなくした場合の対処法

スーツのボタンを紛失した場合は、まずスペアボタンがないか確認しましょう。

スーツによっては、内ポケットの中、品質表示タグの近く、購入時の袋などに予備のボタンが付属していることがあります。

スペアボタンがない場合は、似たボタンを探すことになります。

その際は、色だけでなく、次の点も確認しましょう。

  • 直径
  • 厚み
  • 素材感
  • 光沢
  • 穴の数
  • 他のボタンとの雰囲気

前ボタンは特に目立つため、1つだけ違うボタンを付けると違和感が出やすくなります。

どうしても同じボタンが見つからない場合は、前ボタン全体をまとめて付け替える方法もあります。

高級スーツや繊細な生地は専門店に相談する

一般的なスーツのボタン付けであれば、自分で縫い直すことも十分可能です。

ただし、高級スーツや薄手の繊細な生地、カシミヤ混・シルク混などのデリケートな素材の場合は、針穴や糸の締め具合が目立つことがあります。

また、ボタン周辺の生地が破れている場合や、何度もボタンが取れている場合は、無理に自分で縫い直すと、さらに生地を傷めてしまう可能性があります。

不安がある場合は、洋服直し店やクリーニング店に相談すると安心です。

特に大切なスーツや高価なスーツは、無理に自己流で直すよりも、専門店で補修してもらうほうがきれいに仕上がります。

応急処置としてボタンを付ける場合

外出先でスーツのボタンが取れかけた場合は、携帯用ソーイングセットで応急処置をすることもできます。

応急処置では、完璧な仕上がりを目指すよりも、まずボタンが落ちないように固定することを優先します。

ボタンの穴に数回糸を通し、裏側でほどけないように止めましょう。

ただし、スーツの前ボタンは糸足がないと留めにくくなるため、可能であれば少しだけゆとりを作って縫うとよいです。

応急処置はあくまで一時的なものです。

帰宅後に古い糸を取り除き、改めて丁寧に縫い直すと安心です。

縫い終わった後に確認すること

ボタンを縫い終わったら、見た目だけでなく、実際の使いやすさも確認しましょう。

まず、ボタンがまっすぐ付いているかを確認します。

周囲のボタンと位置や向きがそろっているかも見ておきましょう。

次に、実際にボタンホールへ通してみます。

留めにくい場合は、糸足が短すぎる可能性があります。

反対に、ボタンが大きく傾いたり、ぐらつきすぎたりする場合は、糸足が長すぎる可能性があります。

前ボタンの場合は、ジャケットを着た状態で留めてみると、より確認しやすくなります。

前身頃に不自然なシワが出ていないか、ボタン周辺が引っ張られていないかを確認しましょう。

スーツのボタンの縫い方まとめ

スーツのボタンをきれいに縫うには、次の流れで作業します。

  1. 古い糸を丁寧に取り除く
  2. ボタンの位置を確認する
  3. 周囲のボタンの糸色や縫い方を確認する
  4. 糸を針に通し、必要に応じて二本取りにする
  5. 裏側から針を出す
  6. ボタンを少し浮かせて縫う
  7. 同じ穴の組み合わせに数回糸を通す
  8. ボタン下の糸束に糸を巻き、糸足を作る
  9. 裏側で糸をしっかり止める
  10. 実際にボタンホールに通して仕上がりを確認する

特に重要なのは、ボタンを生地に密着させず、適度な糸足を作ることです。

これだけでも、ボタンの留めやすさや仕上がりの自然さが大きく変わります。

まとめ

スーツのボタンの縫い方は、基本的には一般的なボタン付けと似ていますが、スーツならではの注意点があります。

前ボタンは力がかかりやすいため、しっかり縫いながらも、ボタンと生地の間に適度なゆとりを作ることが大切です。

裏地を強く縫い込まないようにし、必要に応じて力ボタンで補強すると、生地への負担を軽くできます。

袖ボタンは、強度だけでなく見た目の統一感が重要です。

周囲のボタンと間隔や糸の通し方をそろえることで、自然な仕上がりになります。

スーツは全体の印象が大切な衣類です。

ボタンをただ付け直すだけでなく、糸足、位置、糸色、縫い方を丁寧に整えることで、清潔感のあるきれいな仕上がりになります。

以上、スーツのボタンの縫い方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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