ダブルスーツは英語で 「double-breasted suit(ダブル・ブレステッド・スーツ)」 と呼ばれます。
これはスーツ業界・ファッション業界において広く使われている正式な表現で、海外ブランドの公式サイトや英語圏のファッションメディアでも一般的に用いられています。
日本語では単に「ダブルスーツ」と呼ばれることが多いですが、英語では 前合わせの構造を示す “breasted” まで含めて表現するのが正確です。
「double-breasted suit」が正しい理由
「double-breasted」は、ジャケットの前身頃(フロント)が大きく重なり、ボタンが2列に配置されている構造を意味します。
英語圏では、スーツの分類において前合わせの構造を明確に区別するため、次のような対になる用語が使われます。
- single-breasted suit
前合わせが一重で、ボタンが基本的に1列のスーツ - double-breasted suit
前合わせが二重になり、ボタンが2列に並ぶスーツ
このため、日本語の「ダブル」をそのまま英語に置き換えた “double suit” という表現は、文法的に完全な誤りとは言えないものの、ダブルスーツを指す定着した表現ではなく、意味が伝わりにくいという問題があります。
正確に伝える必要がある場面では、double-breasted suit を使うのが適切です。
ジャケット単体の場合の英語表現
スーツ上下ではなく、ジャケットのみを指す場合は次のように表現します。
- double-breasted jacket
- double-breasted blazer(ブレザーの場合)
いずれの場合も、「double」だけでなく “breasted” を含めることが重要です。
ボタン数を含めた表現について
英語では、ダブルスーツを説明する際に ボタン数や留め方まで含めて表現されることがよくあります。
例としては、次のような言い方があります。
- a six-button double-breasted suit
(6つボタンのダブルスーツ) - a six-on-two double-breasted suit
(6つボタンだが、実際に留めるのは2つの仕様) - a double-breasted suit with peak lapels
(ピークドラペルのダブルスーツ)
オーダースーツや海外向けの商品説明では、このレベルまで具体的に書かれることが一般的です。
英語圏でのニュアンスと印象
「double-breasted suit」は、英語圏では以下のようなイメージを持たれることが多い表現です。
- クラシックで伝統的
- フォーマル寄り
- 仕立てやスタイルへの理解度が高い
- 威厳やエレガンスを感じさせる
特にイギリスやイタリアの文脈では、ダブルスーツは洗練された大人の装いとして語られることが多く、単なるデザインの違い以上の意味合いを持ちます。
まとめ
- ダブルスーツの正しい英語表現は double-breasted suit
- 「double suit」という言い方は一般的ではなく、誤解を招きやすい
- 英語では前合わせの構造を示す “breasted” が不可欠
- ジャケット単体でも double-breasted jacket と表現する
- 海外向け文章や商品説明では、ボタン数や仕様まで書くとより正確
以上、ダブルスーツは英語でなんというのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
