スーツに合わせるアクセサリーとしてはネクタイや蝶ネクタイが一般的ですが、「ループタイ」も独特の存在感を持つアイテムです。
以下で詳しく解説します。
目次
ループタイとは
ループタイ(英語では bolo tie と呼ばれることが多い)は、革ひもやコード状の紐の先端に金具や飾りを付け、スライド式の留め具(コンチョ)で調整するネックウェアです。
アメリカ西部のカウボーイ文化から広まり、特にアリゾナ州などでは公式な正装アイテムとして認められています。
日本では1970年代に一度流行し、現在はカジュアル~フォーマルのアクセントとして、年齢を問わず取り入れる方がいます。
特徴と構造
- 紐の素材:革(レザー)、スエード、ナイロンコードなどが主流
- スライド部分(飾り):金属製や天然石、シルバー細工など多彩
- 先端の金具(チップ):メタル製の飾りが多く、デザインのアクセントに
スーツとの合わせ方
フォーマル寄り
- ダークスーツにシルバーや天然石のループタイを合わせると、クラシックで渋い雰囲気に。
- ネクタイ代わりにシャツの第一ボタンを留め、中央にループタイを持ってくると整った印象になります。
ビジネスカジュアル
- グレーやベージュのスーツ、ジャケパンスタイルに合わせると、遊び心のある「外し」になります。
- 無地シャツよりも少し柄のあるシャツ(チェックやストライプ)とも好相性。
カジュアル
- ジャケットを羽織らず、シャツにジーンズで合わせてもOK。
- 特にウエスタン調ファッションや和洋折衷スタイル(着物と合わせるなど)にも映えます。
メリットと印象
- 着脱が簡単:スライドで長さを調整できるため、ネクタイより気軽。
- 個性を出せる:デザインの幅が広く、アクセサリー感覚で楽しめる。
- 涼しい:首元が苦しくならず、夏場でも取り入れやすい。
- 印象:クラシカル・個性的・遊び心がある人、という印象を与えることが多い。
注意点
- 日本のビジネスシーンではあまり一般的でないため、フォーマルな場(冠婚葬祭や厳格な商談)では避けるのが無難。
- 派手すぎるデザインは悪目立ちすることもあるので、シンプルなデザインから取り入れると良い。
代表的なデザイン例
- 天然石(ターコイズ、オニキスなど)付きコンチョ
- インディアンジュエリー調のシルバー細工
- 幾何学模様やアールデコ風デザイン
- 日本独自の和柄や漆細工を取り入れたもの
まとめ
ループタイは「スーツに個性を添える小物」として非常にユニークな存在です。
一般的なネクタイに比べるとフォーマル度は低いですが、着こなし次第でクラシックかつスタイリッシュな印象を演出できます。
以上、スーツのループタイについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。