日本語の「ジャケット」は非常に幅広い意味を持ち、スーツの上から軽めのアウターまで、あらゆる上着を指す言葉として使われています。
しかし英語には、目的・素材・デザインによって複数の呼び方が存在し、単純に “jacket” と訳すだけでは正確に伝わらないケースも少なくありません。
この記事では、
- 最も基本的な英語表現 “jacket” の意味
- 種類別の正確な英語名称
- ネイティブが実際に使うニュアンスの違い
- ファッション記事・EC向けに使える実用的表現
まで、体系的にわかりやすくまとめて解説します。
結論:ジャケットの基本英語は “jacket”
まず押さえておきたいのは、「ジャケット= jacket」が一般的であるということです。
jacket という語は、
- 軽めのアウター
- 春秋の羽織り
- フードなしのショート丈アウター全般
など、広い範囲をカバーします。
例文
- I bought a new jacket for spring.
(春用のジャケットを買った。)
ただし後述するように、英語ではデザインや用途によって名称が明確に変わるため、文脈に応じた言い換えが重要になります。
種類別:「ジャケット」に対応する英語名称一覧
テーラードジャケット
blazer(ブレザー) / suit jacket(スーツジャケット)
日本語で同じ「ジャケット」と呼ばれていても、英語では次のように区別されます。
- suit jacket
→ スーツの一部として作られた上着
→ 同生地のパンツとセットで着る前提 - blazer
→ 単体で着るテーラードジャケット
→ ジャケパンスタイル向けでややカジュアル
例文
- He wore a navy blazer.
- This suit jacket matches the trousers.
※日常会話では、スーツの上着も jacket と呼ばれることがあります。
ライダースジャケット
leather jacket / biker jacket
- 革ジャン全般:leather jacket
- バイク文化を背景にもつ形(ダブル・シングル):biker jacket / motorcycle jacket
例文
- She bought a black leather jacket.
ブルゾン(日本語独自の広義概念に注意)
bomber jacket / blouson / short jacket
日本語の「ブルゾン」は幅が広いため、英語ではデザインで呼び方が変わります。
- MA-1 風:bomber jacket
- ファッション用語・ECで見られる:blouson(英語にもあるが一般会話ではやや専門的)
- カジュアルな短丈アウター全般:short jacket / casual jacket
ダウンジャケット
down jacket / puffer jacket
- 中身の羽毛を重視:down jacket
- ふくらみのある見た目を重視:puffer jacket
例文
- I need a warm puffer jacket for winter.
スタジャン
varsity jacket / letterman jacket
アメリカの高校・大学のスポーツ文化を背景にもつジャケット。
- varsity jacket:スポーツチームの制服的ジャケット
- letterman jacket:胸に学校のイニシャル(letter)が付くタイプを指す
ウインドブレーカー
windbreaker
シンプルに windbreaker が一般的。
説明によっては lightweight windbreaker などと表現することもあります。
パーカー(注意:英語では hoodie が基本)
日本語の「パーカー」は、英語では hoodie(フーディ) が最も一般的です。
- スウェット素材 → hoodie / hooded sweatshirt
- フード付きのナイロンジャケットやマウンテンパーカー → hooded jacket / hooded windbreaker
誤訳しやすいポイントなので、明確に区別しておきましょう。
“outerwear” と “coat” の英語的な位置づけ
英語で「アウター全般」を指す場合は outerwear を使います。
- Our outerwear collection includes jackets, coats, and parkas.
また coat は、ジャケットより長く厚手の上着を指し、日本語でもイメージしやすい分類です。
ネイティブが実際に使う “jacket” の用法
理論上は suit jacket / blazer / jacket と明確に区別できますが、実際の会話ではそれほど厳密に使い分けないこともあります。
例
- I forgot my jacket.
→ スーツの上着を指す場合もある - Grab your jacket; it’s cold outside.
→ その人の着ているものに応じて意味が変わる
つまり、厳密な定義は理解しつつ、現場では文脈で判断されるというのが本当のネイティブ感覚です。
まとめ:ジャケットの英語は“jacket”だが、種類別の呼び分けが重要
| 日本語の名称 | 正確な英語名称 | 補足ニュアンス |
|---|---|---|
| ジャケット | jacket | 広義の上着全般 |
| テーラードジャケット | blazer / suit jacket | 用途で区別 |
| ライダース | leather jacket / biker jacket | バイク系なら biker |
| ブルゾン | bomber jacket / blouson / short jacket | デザインに応じて名称が変わる |
| ダウンジャケット | down jacket / puffer jacket | 見た目 or 素材で名称が変わる |
| スタジャン | varsity jacket / letterman jacket | 米国文化由来 |
| ウインドブレーカー | windbreaker | — |
| パーカー | hoodie | フード付きジャケットは hooded jacket |
英語化する際には、「どんなデザインのジャケットなのか」を意識して表現を選ぶと、格段に正確でネイティブらしい文章になります。
以上、ジャケットは英語でなんというのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
