スーツは繊細な衣服なので、干し方ひとつで寿命や見た目に大きな差が出ます。
ここでは、正しい干し方を「基本の流れ」「干すときのポイント」「やってはいけないこと」に分けて詳しく解説します。
目次
基本の流れ
- 着用後すぐに干す
1日着たスーツは汗や湿気を含んでいます。帰宅したらクローゼットに直行せず、まず風通しの良い場所でハンガーに掛けましょう。 - 形を整えてハンガーへ
肩幅に合ったスーツ用ハンガー(厚みのある木製や樹脂製がおすすめ)に掛け、肩や襟の形を整えます。 - 風通しの良い場所で陰干し
直射日光は生地の色あせや傷みの原因になるので避け、部屋の中の窓際や玄関など風が抜ける場所で陰干しするのがベストです。 - 数時間~半日干す
2〜3時間程度で汗や湿気は飛びますが、梅雨や湿気の多い時期は半日ほど干してからクローゼットへ戻すと安心です。
干すときのポイント
- ジャケット
- 厚みのあるハンガーを使うことで肩のラインを守れる。
- 背中側を軽く叩いてシワを伸ばすと仕上がりがきれい。
- スラックス(ズボン)
- クリース(折り目)を活かして二つ折りにし、クリップ付きハンガーやズボン用ハンガーで吊るす。
- 裾を下にして吊るすことで重みでシワが伸びやすい。
- 汗をかきやすい腰回りや太もも部分は空気が通るように意識する。
- 湿気対策
- 除湿機やサーキュレーターを併用すると効果的。
- クローゼットに戻す際は除湿剤や防虫剤を一緒に。
やってはいけないこと
- 直射日光に当てる → 色落ちや生地の硬化の原因。
- 洗濯物と一緒に密集させて干す → 風が通らず湿気がこもり、カビやニオイの原因に。
- 薄い針金ハンガーを使う → 肩が崩れて型くずれする。
- 長時間干しっぱなし → ホコリや日焼けのリスクが高まり、逆効果になる。
まとめ
スーツの正しい干し方は「厚みのあるハンガーで形を整え、風通しの良い場所で半日陰干しする」のが基本です。
特に帰宅後のケアを習慣化することで、スーツの寿命を大きく伸ばし、清潔でスマートな印象を保てます
以上、スーツの正しい干し方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。