ワイシャツの快適さや見た目の印象は、首周りのサイズ次第といっても過言ではありません。
首がきつければ窮屈に感じ、緩すぎればだらしなく見えてしまうため、正確な採寸が重要です。
このガイドでは、採寸の基本から、実際のプロが使うコツ、サイズ選びの考え方まで、実用的なポイントを網羅的に解説します。
首周りを測る前に整えておく準備
正確な採寸には、環境づくりが意外と大切です。
用意するもの
- 服飾用の柔らかいメジャー
- 姿見などの大きめの鏡
- メモ(スマホでもOK)
- 可能であれば 第三者のサポート(精度が大幅アップ)
姿勢のポイント
- 背筋を自然に伸ばし、力を入れすぎずリラックス
- 顎は軽く引く(上げすぎると誤差が出る)
- 首・肩・背中に無駄な力を入れない
自然な姿勢で測ることが、実際の着用環境に近い数値を出すための基本です。
測るべき“正しい位置”とは?
首周りは、どこを基準に測るかで数値が大きく変わります。
採寸の正解は次のラインです。
- 喉仏のすぐ下
- 首の付け根の最も太い部分
- これらを結ぶ、首をぐるりと水平に一周するライン
メジャーが前後で傾くと正確な数字にならないため、鏡で必ず水平をチェックしてください。
よくある間違い
- あごの下の高い位置を測ってしまう
- 鎖骨にかかるほど低い位置を測る
→ 両方とも実際の襟位置とは異なり、サイズ誤差につながります。
正しい首周りの測り方(ステップごとに解説)
STEP1:メジャーを首に軽く回す
喉仏の下にメジャーが来るようにし、背中側は首の根元の太い位置に合わせます。
STEP2:水平になっているか確認
鏡の前で横向きになり、メジャーが前後で斜めになっていないか必ずチェックします。
STEP3:指1本〜2本分の余裕を入れる
シャツは「ぴったり=快適」ではありません。
- 細身タイプやタイト好み → 指1本分
- ネクタイを日常的に締める/ゆとりが欲しい → 指1〜2本分
この“ゆとりの許容量”が快適さを大きく左右します。
STEP4:数値を読み取り記録する
実測値は目安です。
例:メジャー+指1本で 37.5cm → 既製シャツでは 38cm または 39cm を候補に。
サイズ選びの基準と考え方
実測値=そのまま着用サイズではない
既製シャツは、表記サイズ(例:39)より内寸にゆとりがあるように設計されている場合が多く、一律に「実測+◯cm」とは言い切れません。
ただし、一般的な目安としては以下の範囲が現実的です。
- 実測(指の余裕込み)+0.5〜1cm
- または 表記サイズは実測+1〜2cmを試着して決める
ネクタイをするか、ノーネクタイが多いかでも適正サイズが変わるため、用途に合わせた調整が必要です。
採寸のタイミングに関する注意点
身体は時間帯でわずかに変化します。
- 午前より午後〜夕方の方が若干むくみやすい
- 差は大きくないものの、日常生活に近い時間帯で測ると安心
仕事中に着るシャツであれば、夕方〜日中の間に採寸するのが理想的です。
手持ちのシャツから首周りを確認する方法(修正済み)
以前の内容に誤りがあったため、ここで正しい手順を明確に示します。
正しい測り方
- 第一ボタンを留める
- 襟を平らに開いて置く
- 第一ボタンの中心から、ボタンホールの中心までの長さを測る
- この長さが、そのシャツの首周りサイズと一致する
ポイントは 「2倍にする必要はない」 ということ。
平置きの襟は“首周りそのものを帯状にした形”なので、測った長さ=一周分です。
最後に:正しく測れば、シャツの快適さは劇的に変わる
- 測る位置は「喉仏の下〜付け根の太い部分」
- 指1〜2本の余裕を加える
- 実測+αを基準にサイズ表記を選ぶ
- 手持ちシャツの首周りは「ボタン〜ボタンホールの距離=サイズ」
この基本さえ押さえれば、既製品でもオーダーでもあなたに最適なフィット感が手に入ります。
以上、ワイシャツの首周りの測り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
