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ワイシャツのズボンへの入れ方について

ネクタイ,イメージ

ワイシャツの着こなしで印象を大きく左右するのが「ズボンへの入れ方(タックイン)」です。

どんなに高価なスーツでも、シャツがもたついていたり裾が出ていたりすると、一気にだらしない印象になります。

ここでは、ビジネスでもカジュアルでも通用する美しいタックインの方法と、崩れにくいコツを徹底的に解説します。

目次

タックイン前の準備が9割

きれいに入れるためには、「入れる前の整え方」がとても重要です。

まずは以下を確認しましょう。

シャツのサイズを見直す

  • 丈が短すぎると座ったときに裾が出やすくなります。
  • 長すぎると腰やお尻のあたりに生地がたまり、シルエットが崩れます。

理想的なのは、ヒップをしっかり覆う程度の長さ

立っても座っても背中が出ないのが目安です。

インナー(下着)の選び方

白いワイシャツにはベージュ系インナーが最も透けにくく、清潔感が出ます。

また、首元が開くスタイルならVネックタイプを選ぶと、インナーが見えず上品です。

シワを整える

腰や背中の部分にシワがあると、タックイン後にヨレの原因になります。

スチームアイロンなどで軽く整えておくと、1日中きれいなラインを保てます。

基本のシャツイン手順

手順①:シャツをすべてズボンに入れる

  1. すべてのボタンを留め、姿勢をまっすぐに。
  2. 両腕を上げてシャツを自然に下へ引き、全体を均等に整える。
  3. ズボンのウエスト全体にシャツをしっかり入れ込む。

手順②:余った生地をサイドでたたむ(ミリタリータック)

左右の脇に余った生地をサイドの縫い目あたりで後ろに折り返し
腰のラインに沿わせるように整えます。
これにより、余分な布がなくなり、背中や脇のもたつきが消えます。

手順③:ベルトラインを整える

  • ウエスト全体のシャツが均等に入っているか確認。
  • ベルトを締めたあと、軽くしゃがんで馴染ませ、
     立ち上がってからシャツを軽く下に引いて整えると完璧です。

シャツが出にくくなるプロの工夫

動いても裾が出てしまう、そんな悩みを防ぐために、以下のテクニックを取り入れましょう。

ミリタリータックで安定感アップ

前述のように、サイドの生地を縫い目に沿って後ろへ折るだけで出にくくなります。

ミリタリー(軍服)に由来する機能的な方法です。

インナーの上から入れる

肌に直接シャツを当てるよりも、インナーの上に入れた方が滑りにくくなります。

摩擦が増えるため、動いてもズレが起きにくいのです。

専用アイテムの活用

  • シャツガーター(シャツストッパー)
     太ももや靴下に固定するタイプで、常にシャツを下方向へ引っ張る構造。
  • 滑り止め付きアンダーシャツ
     裾部分にシリコン素材のラインがあり、ズレを物理的に防ぎます。

パンツのフィット感を意識

サイズが大きいパンツやローライズのズボンはシャツが出やすくなります。

ウエストが自然にフィットするミドル〜ハイライズのパンツがおすすめです。

スタイル別に見るタックインのコツ

ビジネススタイルの場合

  • スリムフィットのシャツを選ぶと、タックイン後も背中がスッキリ。
  • ズボンのウエストラインをやや高めに設定し、脚長効果を演出。
  • ネクタイの中心・ベルトのバックル・シャツの前立てが一直線になるよう整える。

カジュアルスタイルの場合

柔らかい素材のオックスフォードやデニムシャツは、前だけ軽く入れる“半タックイン”が抜け感を演出します。

すべてを整えすぎず、自然なラフさを残すのがポイントです。

よくある失敗とその解決策

トラブル原因解決策
動くとシャツが出る丈が短い / たるみ過多ミリタリータックやシャツガーターを活用
腰回りがモコモコする余分な布の偏りサイドで折り込み、均等に分散
シワが目立つ入れる前の整え不足スチームで背中と腰をなめらかに
ベルトラインがずれる入れ方が不均一ベルト装着後に全体を再調整

仕上げのポイント:姿勢がすべてを決める

実は、タックインの美しさを保つ最大のコツは姿勢にあります。

猫背になるとシャツが浮き上がりやすく、裾も出やすくなります。

背筋を伸ばして立つことで、自然とシャツのラインも整います。

「腰回りはスッキリ、背筋はまっすぐ」
これが、1日中崩れない理想のシャツインの黄金バランスです。

まとめ

  • ヒップを覆う丈のシャツを選ぶ
  • サイドで折り込む「ミリタリータック」を使う
  • インナーの上に入れて滑りを防止
  • パンツのフィット感と姿勢で仕上げる

この4点を意識するだけで、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも「清潔で知的な印象」に変わります。

以上、ワイシャツのズボンへの入れ方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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