「ネクタイ」は英語で “necktie” と言います。
これは最も正式で標準的な表現であり、ビジネス英語や日常英会話の両方で広く使われています。
ただし、英語圏では場面によって略語や別の言い方もあります。
以下で詳しく解説します。
目次
基本の英単語:necktie
- 発音:/ˈnek.taɪ/(ネクタイ)
- 語源:英語の neck(首)+ tie(結ぶ、縛る)から成る合成語。
→ 直訳すると「首に結ぶもの」という意味になります。
例文
- He wore a necktie to the job interview.
(彼は就職面接にネクタイを着けていった。) - That necktie really matches your suit.
(そのネクタイ、スーツにとても合っているね。)
略称としての「tie」
日常会話では necktie よりも tie が圧倒的に多く使われます。
「ネクタイを締める」「ネクタイを外す」などの表現では、ほぼ tie だけで通じます。
例文
- He’s wearing a blue tie today.
(彼は今日、青いネクタイをしている。) - Don’t forget to take off your tie before dinner.
(夕食の前にネクタイを外すのを忘れないで。)
補足
「tie」には「引き分け(同点)」という意味もあるため、文脈によって意味が異なります。
ただし服装の話をしていれば「ネクタイ」という意味だと自然に理解されます。
関連する英語表現
日本語 | 英語表現 | 解説 |
---|---|---|
ネクタイを締める | put on a tie / wear a tie | “wear” は「身に着けている」状態を指す。 |
ネクタイを結ぶ | tie a tie | 直訳すると「ネクタイを結ぶ」。動詞 tie を繰り返す点に注意。 |
ネクタイを外す | take off a tie / loosen a tie | “loosen” は「ゆるめる」、会食などでよく使う。 |
蝶ネクタイ | bow tie | “bow” は「弓形」や「蝶結び」。 |
ネクタイピン | tie clip / tie bar / tie pin | 地域差があるが “tie clip” が最も一般的。 |
ネクタイに関連する英語の文化的背景
英語圏では「ネクタイ」はフォーマルな場面の象徴です。
特にアメリカやイギリスでは、次のような文化的ニュアンスがあります。
- Business tie(ビジネス用ネクタイ):オフィスでの定番。色は紺・グレー・ボルドーなど落ち着いたものが好まれる。
- Black tie(ブラックタイ):実は「黒いネクタイ」ではなく、フォーマルドレスコードを指します。
これはタキシードに蝶ネクタイ(bow tie)を合わせる装いです。 - White tie(ホワイトタイ):最上級のフォーマルスタイルで、燕尾服(tailcoat)を着用する場で使われます。
たとえば王室の晩餐会やノーベル賞授賞式などが該当します。
つまり “tie” という単語は単なる衣類名にとどまらず、「社会的ステータス」や「場の格式」を象徴する言葉でもあります。
まとめ
用語 | 意味 | 用例 |
---|---|---|
necktie | 最も正式な言い方。「首に結ぶもの」という直訳的意味。 | He wore a necktie to the ceremony. |
tie | 日常的・一般的な言い方。ほとんどの場面でこちらを使用。 | His tie is very stylish. |
bow tie | 蝶ネクタイ。フォーマルなパーティなどに用いられる。 | He wore a bow tie at the wedding. |
black tie / white tie | フォーマルドレスコードの名称。 | The invitation says “black tie”. |
総評
- 日本語の「ネクタイ」に対応する英語は necktie ですが、
実際の会話やビジネス英語では tie が主流です。 - “necktie” はより辞書的・正式な言い方で、
“tie” は自然な口語表現として覚えておくと良いでしょう。 - 英語ではネクタイの種類や結び方、ドレスコードに応じて多彩な表現が存在します。
これを理解して使い分けることで、よりネイティブらしい表現が可能になります。
以上、ネクタイは英語でなんというのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。