ネクタイには「おしゃれの自由」もありますが、ビジネスやフォーマルシーンでは守るべきマナーも数多く存在します。
ここでは、よくあるネクタイのNGマナーを整理して詳しく解説します。
目次
ネクタイの長さのNG
- 短すぎる・長すぎる
- 一般的に「ベルトのバックルの上端~中央にネクタイの剣先がかかる」位置が理想。
- 短すぎると「子どもっぽく」見え、長すぎると「だらしない印象」を与えます。
- ずれている
- 結び目を整えていても、剣先の位置が定まっていないと不格好になります。
ネクタイの結び方のNG
- 結び目がゆるい
- シャツの襟元に隙間ができると「だらしなく見える」。
- 結び目の大きさが不釣り合い
- 襟の開きに対して結び目が大きすぎたり小さすぎたりするのはNG。
- 例:ワイドスプレッドカラーに小さなプレーンノットはアンバランス。
- 左右非対称
- 特にプレーンノットでは、きれいな三角形になっていないと「不器用な印象」を与える。
ネクタイ柄・色のNG
- 派手すぎる柄や色
- ビジネスでは蛍光色・過度なキャラクター柄・大きなドットなどは避けるべき。
- 冠婚葬祭での色の間違い
- 結婚式 → 白・シルバー系が基本。黒は避ける。
- 葬儀 → 黒無地。グレーや柄入りは不適切。
- スーツやシャツと合わない色
- ネクタイ単体がよくても、全体のコーディネートが崩れると「センス不足」と見られがち。
ネクタイの扱い方のNG
- シワだらけのまま着用
- アイロンをかける必要はないが、吊るして休ませる・ネクタイハンガーを使うなどケアが必須。
- 食事中に汚す
- ラーメン・カレーなどでネクタイが前に垂れて汚れるのはマナー違反。クリップやタイバーを活用すべき。
- 洗濯・クリーニングの怠り
- 頻繁に洗わなくてもよいが、明らかな汚れを放置するのは不潔感につながる。
小物との組み合わせNG
- タイピンの位置が間違っている
- 高すぎる位置や、逆に下すぎる位置は不自然。第3~4ボタンの間がベスト。
- タイピンの主張が強すぎる
- ビジネスではシンプルなデザインを。大きなモチーフや派手な色は避ける。
- ベストやジャケットとの不整合
- ベストの裾からネクタイが大きくはみ出すのはスマートではない。
シーンごとのNGマナー
- カジュアルすぎる場での着用
- BBQや親しい友人の集まりなどでネクタイを締めていると「堅苦しい」印象。
- 公式な場でノーネクタイ
- クールビズが許されていない場でのノーネクタイは大きな失礼に。
- 面接時のミスマッチ
- 新卒就活では無地や細かいストライプなどが好ましい。派手な柄は避ける。
まとめ
ネクタイのNGマナーは「長さ」「結び方」「柄・色」「扱い方」「小物との組み合わせ」「シーン別マナー」の6つに大別できます。
重要なのは「清潔感」「場にふさわしい装い」「全体のバランス」です。
逆に言えば、この3点を意識すれば大きな失敗は避けられます。
以上、ネクタイのNGマナーについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。