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スーツのほつれ直しの方法について

スーツ,イメージ

スーツのほつれ直しには、自分で簡単にできる方法から、クリーニング店やリフォーム専門店に依頼する方法までいくつかの選択肢があります。

以下で原因別・場所別の直し方注意点を詳しくまとめました。

目次

ほつれやすい場所と原因

  • 袖口・裾:摩擦や引っ掛けによる糸のほつれが多い。
  • ポケット口:物を出し入れするため、縫い目が開きやすい。
  • 脇や股下:動作によるテンションで糸が切れやすい。
  • ボタン周り:ボタンの引っ張りで糸が緩む。

自分で直す方法

簡単に糸が出ただけの場合

  • 道具:縫い針、同色の糸、糸切りバサミ
  • 手順
    1. 出ている糸を引っ張らず、内側に針で引き込む。
    2. 必要なら、裏から玉止めをして固定。
    3. 表に糸が見えないように始末する。

縫い目が開いている場合

  • 道具:縫い針、同色の糸(ポリエステル糸が丈夫)、待ち針
  • 手順
    1. ほつれ部分を待ち針で軽く固定。
    2. 「返し縫い(返しながら縫う方法)」で縫い進める。
    3. 最後は玉止めをし、裏側に糸を通して切る。

袖口や裾のほつれ

  • 道具:まつり針、まつり糸(細め)
  • 手順
    1. 裏側から「まつり縫い」で少しずつ縫いとめる。
    2. 糸が表に出にくい「すくい縫い」を意識。
    3. アイロンで軽く押さえて形を整える。

補強の工夫

  • 布用接着剤や補修テープ:一時的に応急処置可能。ただし強度は縫製より弱い。
  • 裏布補強:股や脇の負荷がかかる部分は、裏から布を当てて縫うと長持ちする。
  • 糸選び:生地色に近い糸を選ぶと仕上がりが自然。ポリエステル糸は耐久性が高い。

業者に依頼する場合

  • クリーニング店の修理サービス:ほつれ程度なら数百円〜千円程度で直してくれる。
  • リフォーム専門店:サイズ直しや大きな破れと合わせて修理可能。仕上がりも自然。
  • 目安
    • 簡単なほつれ:500〜1,000円
    • 裾のほつれ直し:1,000〜2,000円
    • 大きな破れや生地補修:3,000円以上

注意点

  • 無理に糸を引っ張るとほつれが拡大するので要注意。
  • 高級スーツやウール素材は、素人直しで跡が残りやすい → プロに依頼推奨。
  • 応急処置のテープはクリーニングで剥がれる可能性あり。

まとめると、「小さなほつれなら自分で返し縫いやまつり縫いで直す」「広範囲や高級生地なら業者に任せる」が基本方針です。

以上、スーツのほつれ直しの方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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