靴磨きにウイスキーを使う理由は、主に鏡面磨きの仕上げでワックスをなじませやすくするためです。
ウイスキーにはアルコールが含まれており、水よりも揮発しやすい性質があります。
そのため、鏡面磨きの終盤にごく少量使うことで、ワックス層を整えやすくなる場合があります。
鏡面磨きの仕上げを整えやすくなる
鏡面磨きでは、つま先やかかとにワックスを薄く重ね、革の表面をなめらかにして光沢を出します。
このとき、布に水分を少量含ませて磨くことがあります。
ウイスキーはその水分の代わりとして使われることがあり、ワックスをなじませやすくしたり、布の滑りをよくしたりする目的で用いられます。
ただし、必ず光沢が出やすくなるわけではありません。
革の状態やワックスの種類、磨き方によって仕上がりは変わります。
革に栄養を与えるものではない
ウイスキーは革に栄養を与えるためのものではありません。
革の保湿や補油を行う場合は、乳化性クリームやデリケートクリームなどの革専用アイテムを使う必要があります。
ウイスキーはあくまで、ワックスを使った仕上げを補助するための液体です。
革そのものをケアする目的で使うものではない点に注意しましょう。
使いすぎると革を傷める可能性がある
ウイスキーにはアルコールが含まれているため、使いすぎると革に負担をかける可能性があります。
特に、薄い色の革、染料仕上げの革、アニリンレザー、コードバンなどは注意が必要です。
シミや色ムラ、乾燥、曇りの原因になることがあります。
使用する場合は、革に直接垂らさず、布にほんの少量だけ含ませるようにしましょう。
使う場所はつま先やかかとに限定する
ウイスキーを使う場合は、靴全体に使うのではなく、つま先やかかとなど、ワックスを厚く重ねる部分に限定するのが基本です。
鏡面磨きは、革が曲がりにくい部分に行う仕上げです。
甲の部分など、歩行時にシワが入る場所にワックスを厚く重ねると、ひび割れや白化の原因になることがあります。
そのため、ウイスキーを使う場合も、鏡面磨きをする部分だけに少量使うのが安全です。
水や専用アイテムでも十分に仕上げられる
靴磨きにウイスキーは必須ではありません。
鏡面磨きは、水や専用のポリッシュウォーターでも十分に行えます。
ウイスキーは、あくまで仕上げの選択肢のひとつです。
靴磨きに慣れていない場合は、まず水や専用アイテムで磨き方を覚えるほうが安心です。
ウイスキーを使う方法は、仕上がりの違いや作業感を楽しみたい人向けのテクニックといえるでしょう。
まとめ
靴磨きにウイスキーを使う理由は、鏡面磨きの仕上げでワックス層を整えやすくするためです。
ウイスキーに含まれるアルコールは水より揮発しやすく、少量であればワックスをなじませやすくする場合があります。
ただし、革に栄養を与える効果はなく、使いすぎるとシミや乾燥の原因になる可能性があります。
使用する場合は、布にごく少量を含ませ、つま先やかかとなどのワックスを重ねた部分に限定しましょう。
以上、靴磨きにウイスキーを使う理由についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






