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スーツの虫食いの修理方法について

スーツ,イメージ

スーツの虫食い(主にウール素材につくヒメカツオブシムシやイガの幼虫による食害)は、見た目の印象を大きく損ねてしまうため、できるだけ早く修理・補修を行うことが大切です。

ここでは自分でできる応急処置 から、プロに依頼する本格的な修理まで、段階的に詳しく解説します。

目次

虫食い穴の状態を確認する

修理の方法は穴の大きさや位置によって変わります。

  • 直径1~2mm程度の小さい穴 → 自宅での補修が可能な場合あり。
  • 3mm以上の大きな穴 → 目立ちやすいため、基本的には専門業者へ依頼推奨。
  • 肩や襟、袖などの目立つ部分 → プロの仕上げが自然に見える。

自分でできる応急処置

アイロンで繊維を寄せる

  1. スーツを平らな場所に置き、穴の周りの糸を軽く寄せる。
  2. 当て布をして低温のアイロンで軽く押さえる。
    → 小さい穴なら目立たなくなる場合があります。

裏からアイロン接着シートを当てる

  • 手芸店で売られている「補修布」や「アイロン接着シート」を裏地側から貼り付ける。
  • 表地から見ても繊維が広がらないため、穴の拡大防止になります。

目立たない場所なら縫い合わせる

  • 裏側から同系色の糸で「すくい縫い」する方法。
  • 細かいステッチで寄せると応急的には使えるが、縫い目が浮くことがあります。

プロに依頼する修理方法

スーツは高価なものが多いため、長く着たい場合はプロへの依頼がおすすめです。

かけはぎ(本かけはぎ)

  • 専門職人がスーツの余り布や目立たない部分の生地を使い、一本一本繊維を織り込むように補修。
  • 仕上がりはほとんど分からず、新品に近い状態。
  • 料金:穴の大きさや位置にもよるが、5,000円~20,000円前後

簡易かけはぎ

  • 完全に目立たなくはならないが、繊維を寄せて目立たなくする方法。
  • 料金は比較的安く、数千円程度

裏地交換+補強

  • 虫食いが裏地や複数箇所にある場合、裏地を丸ごと交換するケースも。
  • スーツ全体をリフレッシュする感覚で利用可能。

虫食いの再発防止

修理した後も再発を防ぐことが重要です。

  • クリーニング後に保管:皮脂や食べカスが残っていると虫のエサになります。
  • 防虫カバー・防虫剤を使用:クローゼットに専用の防虫カバーや吊るすタイプの防虫剤を入れる。
  • 湿気対策:湿気を好む虫が多いため、除湿剤も併用。
  • 定期的な換気:クローゼットの空気を入れ替え、風通しをよくする。

まとめ

  • 小さい穴は自宅で応急処置可能(アイロン接着シートや縫い合わせ)。
  • 大きい穴・目立つ部分はプロのかけはぎ修理がベスト
  • 修理後は必ず 防虫対策を徹底 して、再発を防ぐことが重要です。

以上、スーツの虫食いの修理方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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