ブレザーのシワ伸ばしはどうすればいいのか

オーダースーツFLAWLESSのご紹介

ブレザーのシワを伸ばすときは、とにかく強い熱と強い圧力を避けることが大切です。

シャツのように気軽に高温アイロンを当てると、テカリ・当たり・型崩れ・縮みの原因になることがあります。

特にブレザーは、

  • ウール
  • ポリエステル混
  • 綿混
  • 麻混
  • 裏地つき
  • 芯地入り

といった作りのものが多く、見た目以上にデリケートです。

そのため、シワ伸ばしは次の順番で考えると失敗しにくいです。

  1. まず洗濯表示を確認する
  2. 軽いシワはハンガーにかけて整える
  3. 必要ならスチームを使う
  4. 深いシワだけ当て布つきでアイロンを使う
  5. 不安なものは無理せずクリーニング店に任せる
目次

まず最初に確認すること

洗濯表示を見る

最初に必ず確認したいのが、ブレザーのケアラベル(洗濯表示)です。

見るポイントは主に次の3つです。

アイロンが使えるか

  • アイロンマークあり → 使用可
  • バツ印あり → 自宅でのアイロンは避けたほうが安全

温度指定

  • 点1つ → 低温
  • 点2つ → 中温
  • 点3つ → 高温

ただし、ここで大事なのは、素材の一般論よりも表示を優先することです。

たとえば「ウールだから中温で大丈夫」と決めつけず、その服の表示通りに扱うのが基本です。

スチームの可否

ここは見落としやすいポイントですが、アイロンは使えてもスチーム不可の衣類があります。

そのため、衣類スチーマーやスチームアイロンを使う前にも、表示を確認したほうが安全です。

軽いシワならまずは吊るして整える

軽いシワなら、いきなりアイロンを使わなくても戻ることがあります。

やり方

  1. ブレザーを厚みのあるハンガーにかける
  2. 前を軽く整える
  3. 手で生地を下方向にやさしくなでる
  4. しばらく吊るして休ませる

着用後についた浅いシワなら、これだけでかなり落ち着くことがあります。

湿気を少し利用する方法

軽いシワには、湿気を少し使う方法も有効です。

たとえば、

  • 入浴後の浴室の蒸気を軽く利用する
  • 霧吹きをごく少量だけ使う

といったやり方です。

ただし注意点もあります。

  • 水滴がつくほど湿らせない
  • 長時間、湿気の多い場所に放置しない
  • その後は風通しのよい場所で乾かす

ブレザーは芯地や肩まわりの構造があるので、湿らせすぎると逆に形が不安定になることがあります

あくまで「少し湿気を使う」くらいにとどめるのがコツです。

スチームは便利だが、表示確認が前提

ブレザーのシワ取りでは、スチームはかなり使いやすい方法です。

ただし、必ず表示の範囲内で使うことが前提です。

スチームが向いているシワ

  • 着用後の背中のシワ
  • 腰まわりの座りジワ
  • 袖の軽いシワ
  • 全体の軽いヨレ

基本のやり方

  1. ブレザーをハンガーにかける
  2. シワ部分の形を手で整える
  3. スチームを少し離して当てる
  4. 生地を軽く下に引きながら整える
  5. 終わったらすぐ着ずに、そのまま吊るして冷ます

スチーム時の注意

  • 生地に長時間当て続けない
  • 一か所を集中的に加熱しない
  • 生地に押しつけるように使わない
  • スチーム後はしっかり乾かす

特に、肩・胸・襟・ポケット口は、熱や圧力でテカりやすい部分です。

ここは「しっかり伸ばそう」と思ってやりすぎないほうが安全です。

深いシワは、当て布をして慎重にアイロン

折りたたみジワや、スチームだけでは残る強めのシワは、アイロンで整えることがあります。

ただし、ブレザーは直接アイロンを当てないほうが安全です。

用意するもの

  • アイロン
  • 当て布
  • ハンガー
  • 必要に応じて霧吹き

当て布は、薄手の綿布やハンカチなどで十分です。

アイロンの基本ルール

当て布を使う

家庭でブレザーを扱うなら、基本的に当て布を使う前提で考えたほうが安全です。

直接当てると、テカリや当たりが出やすくなります。

温度は表示優先

温度は「ウールだからこれ」「ポリエステルだからこれ」と決め打ちせず、必ず表示を優先します。

迷ったら低温から試すのが基本です。

強く押しつけない

ブレザーは平面的な衣類ではなく、立体感が大切な服です。

強く押すと、表面が光ったり、ふくらみがつぶれたりします。

往復させすぎない

シャツのように何度も滑らせるのではなく、軽く置いて離すようなプレスを中心にしたほうが安全です。

必要があれば、短い距離でやさしく整える程度にとどめます。

目立たない場所で試す

いきなり表側を当てず、内側のすそや見返しなどで様子を見ると失敗しにくくなります。

部分別のやり方

背中・前身頃

  1. シワ部分を平らに整える
  2. 当て布をのせる
  3. 必要なら少しだけ湿り気を足す
  4. アイロンを軽く当ててすぐ離す
  5. 位置をずらして繰り返す

ここでは、押し伸ばすというより、熱と少しの湿り気で戻す意識が大切です。

袖は特に慎重に扱いたい部分です。

ぺたんこに潰してしまうと、不自然な折り線がつきやすくなります。

コツ

  • 袖の丸みをつぶさない
  • 変な一直線の折り目を作らない
  • 必要なら中にタオルを入れて丸みを保つ

手順

  1. 袖の中に細めのタオルを入れる
  2. 当て布をする
  3. シワ部分だけを軽く整える
  4. 形を保ったまま冷ます

襟・ラペル

襟やラペルは、ブレザーの印象を左右する部分です。

ここは無理に平らにしないことが大切です。

ポイント

  • まずはスチーム中心で整える
  • 手でラインを軽く整える
  • 必要なときだけ当て布で軽く押さえる

ラペルには本来の返りや立体感があるので、ベタッと押しつぶさないようにします。

霧吹きは使っていい?

使えます。

ただし、ごく少量だけにするのが基本です。

使い方

  • シワ部分に軽く吹く
  • 全体を濡らさない
  • その後にスチームや当て布アイロンで整える

注意点

濃色の生地や繊細な素材では、水分の当たり方によって跡が見えることがあります。

心配なら、目立たない場所で一度試したほうが安心です。

やってはいけないこと

次のやり方は失敗の原因になりやすいです。

高温で直接アイロンを当てる

テカリや変形の原因になります。

力を入れて押しつける

立体感がつぶれ、表面も傷みやすくなります。

袖をぺたんこにして強くかける

不自然な折り線がつきやすくなります。

濡れたまま収納する

シワ・臭い・カビ・型崩れの原因になります。

少しのシワまで完璧に消そうとする

やりすぎるほど生地を傷めやすくなります。

ブレザーは多少の自然なシワが残っていても問題ありません。

シワの種類別のおすすめ対処

軽い着用ジワ

  • ハンガーにかける
  • 手で整える
  • 必要なら軽くスチーム

座りジワ・背中の横ジワ

  • ハンガーにかける
  • 生地を軽く引く
  • 上から下へスチーム
  • 乾くまで吊るす

深い折りたたみジワ

  • 当て布を使う
  • 必要に応じて少量の湿り気を足す
  • 軽くプレスして冷ます

襟やラペルのクセ

  • スチームでやわらげる
  • 手で形を整える
  • その形のまま冷ます

自宅で無理をしないほうがいいケース

次のようなものは、家庭で無理に直そうとしないほうが安全です。

  • 高級ウール
  • カシミヤ混
  • ベルベット
  • テカリが出やすい濃色生地
  • 接着芯の浮きが疑われるもの
  • 肩や襟の立体が大きく崩れているもの
  • すでにテカリが出ているもの

このような場合は、クリーニング店のプレス仕上げのほうがきれいに整いやすいです。

一番失敗しにくい順番

自宅で安全に進めるなら、順番はこれが基本です。

吊るす → 軽い湿気やスチーム → 当て布アイロン → 難しければプロへ

この順番にしておけば、余計なダメージを避けやすくなります。

まとめ

ブレザーのシワ伸ばしで一番大切なのは、熱をかけすぎないこと、押しつけすぎないこと、表示を優先することです。

ポイントをまとめると、次の通りです。

  • まず洗濯表示を確認
  • 軽いシワはハンガーにかけて整える
  • スチームは便利だが、表示で不可でないか確認
  • 深いシワは当て布をして慎重にプレス
  • 立体感のある部分はつぶさない
  • 不安な素材は無理せずプロに任せる

いちばん無難なのは、厚みのあるハンガーにかけて形を整え、必要な部分だけ軽くスチームを使う方法です。

以上、ブレザーのシワ伸ばしはどうすればいいのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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