スーツにバッジを2つ付ける際は、「フォーマルさ」と「見栄えのバランス」を意識することが大切です。
ビジネスや式典、カジュアルな場面など、場の格によっても適切な付け方が変わります。以下に詳しく解説します。
目次
基本的な位置
- 左胸のラペル(下襟)部分が基本の位置です。
男性も女性も、心臓に近い左側にバッジをつけるのが礼儀正しいとされています。 - ラペルの切り返し(下襟の三角形の部分)より少し下、もしくはスーツの胸ポケットの上あたりが目安です。
バッジを2つ付ける場合の並べ方
縦に並べる
- 最もオーソドックスでフォーマルな付け方。
- 重要度の高いバッジを上に、補助的なものを下に配置します。
- 例:社章を上、資格やイベントの記念バッジを下。
メリット: 整然として見え、ビジネスシーンでも違和感がない。
横に並べる
- 公式な場よりは、ややカジュアルなシーン向け。
- 同格のバッジを2つつけたい場合に有効。
- バッジ同士の間隔は5〜10mm程度あけると自然で美しい。
メリット: 対等な関係を示したい場合に適している。
例:同じイベントの異なる部門章、協賛企業バッジなど。
斜めにずらして配置
- デザイン性を強調したい場合に使われます。
- 例:上に社章をつけ、その右下にやや小ぶりな記念バッジを付ける。
メリット: 硬さを和らげつつ、主従関係を演出できる。
デメリット: ビジネスシーンによってはラフに見えすぎる可能性がある。
バッジの大きさと組み合わせ
- 大きいバッジ+小さいバッジの組み合わせが最もバランスが良い。
- 同じ大きさのバッジを並べると、胸元がゴチャゴチャした印象になるので注意。
- 金属製と布製など、質感を変えるとスマートに見える。
シーン別のおすすめ
- ビジネスシーン:社章+資格バッジ(縦に並べる)
- 式典やフォーマルイベント:記章(公式バッジ)+社章(縦、または横)
- カジュアルな交流会や展示会:イベントバッジ2つ(横並びや斜め配置も可)
避けるべき付け方
- 左右の襟に1つずつ付ける → 不格好で礼儀を欠く
- 胸ポケットのフラップに直接付ける → だらしない印象
- サイズの大きいバッジを2つ並べる → 圧迫感が強すぎる
まとめると、「重要度の高いバッジを上」「小さめのバッジを下や横に」が基本です。
縦並びが最もフォーマルで、横や斜め配置はカジュアル寄りと覚えると使い分けやすいですよ。
以上、スーツにバッジを2つ付ける際の付け方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。