MENU

ネクタイが三角にならない理由について

黒スーツ,イメージ

「ネクタイを結んでも三角形にならない」「ノット(結び目)の形が崩れる」という悩みは、多くの人が経験します。

これは単なる結び方の問題ではなく、「力のかけ方」「結び方の種類」「ネクタイの生地」など、いくつかの要因が関係しています。

以下で、ネクタイの結び目が三角にならない理由きれいに三角形を作るためのコツをプロの目線でかなり詳しく解説します。

目次

結び方の問題:結び目の構造が原因

ネクタイの「結び目」がきれいな三角形になるかどうかは、結び方(ノットの種類)によって大きく変わります。

代表的な結び方には以下のようなものがあります。

結び方特徴三角形の仕上がり
プレーンノット(シンプルノット)最も基本的。片側だけを一回巻く三角形がやや細く、非対称になりやすい
ウィンザーノット両側を均等に巻く美しい正三角形になりやすい
ハーフウィンザーノットウィンザーより簡単、バランスも良い二等辺三角形のようにきれいな形になりやすい

多くの人が「プレーンノット」で結んでいるため、結び目の左右のバランスが崩れて三角形にならないのです。

対策としては、「ハーフウィンザー」か「ウィンザー」を使うと格段に整った三角形になります。

力のかけ方が不均等

ネクタイを結ぶ際、左右の手で引っ張る力が均等でないと、結び目が偏り、三角形が歪みます。

  • 右利きの人は右側を強く引きがちです。その結果、右下がりの結び目になる。
  • 左手のテンションが弱いと、ノットの下が開き、三角形の下辺がゆるんでしまう。

対策

  1. 結び目を作る途中で、ノット部分を指で軽く押さえながら整える。
  2. 最後に締めるときも、左右のバランスを意識して少しずつ引く。

これで「右に傾いた三角形」や「変形した結び目」が大幅に減ります。

ネクタイの生地と厚さの問題

ネクタイの素材によって、結び目の形が変わりやすくなります。

素材特徴三角形への影響
シルク(薄手)柔らかく滑る結び目が小さくなり、崩れやすい
ウール・ニット系厚みがあり、摩擦が強い結び目が大きくなるが、形をキープしやすい
ポリエステル硬めで形が安定三角形を作りやすいが、滑りにくいので締めすぎ注意

特に「薄いシルクタイ」はプレーンノットだと小さく歪みやすいため、ハーフウィンザーでボリュームを出すときれいに整います。

襟の形(シャツとの相性)

ネクタイの形が三角にならない原因の中で意外に見落とされるのが、シャツの襟の形です。

  • ワイドスプレッド(開きが広い襟)
     → ウィンザーなど大きめの三角形が合う。
  • レギュラーカラー(中間的な開き)
     → ハーフウィンザーが最もバランス良い。
  • ナロー(開きが狭い襟)
     → プレーンノットでも映えるが、少しずらすと非対称に見える。

つまり、襟の形に合わないノットを選んでいると、見た目のバランスが崩れて三角に見えないという現象が起きます。

結び目の締め方と「ディンプル(くぼみ)」の影響

ネクタイをきれいに見せるための重要な要素が「ディンプル(dimple)」、つまり結び目の下にできる小さなくぼみです。

これがないと、全体のバランスがぼやけて「三角に見えない」印象になります。

ディンプルをきれいに作るコツ

  1. 結び終わる直前に、親指でネクタイの中心を軽く押し込みながら締める。
  2. そのまま、左右を少しずつ引いて固定する。
  3. ディンプルが中央に位置すれば、結び目全体が立体的で整った三角形に見える。

ネクタイの位置と長さのずれ

結び方自体が正しくても、ネクタイの「位置」がずれていると三角形が崩れて見えます。

  • 結び目が襟の中央にない
     → 三角が片方につぶれる。
  • ネクタイの長さがアンバランス
     → 結び目にテンションがかからず形が保てない。

解決法

  • 結び始める前に、「太い方を長めに」「細い方を短めに」持つ。
  • 結び目を完成させたあと、鏡を見て襟の中央線とノットの中心が合っているか確認。

最後の仕上げ:形を「整える」意識

プロのスーツスタイリストは、結び終わったあとに必ず「ノットを整える」時間を取ります。

そのまま締めるのではなく、指で形を整えることで、三角形が安定します。

整え方の手順

  1. 結び目の左右を軽く押して形を整える。
  2. 三角形の下辺(ベースライン)を指で軽く平らに。
  3. ネクタイのディンプルの深さを微調整。
  4. 鏡で左右対称をチェックして完成。

まとめ:ネクタイが三角にならない主な原因

原因対策
結び方がプレーンノットで偏りが出るハーフウィンザーかウィンザーを使う
力のかけ方が左右で不均等最後の締めでバランスを意識する
素材が薄くて崩れやすい結び方を工夫しボリュームを出す
襟の形に合っていない襟の開きに合ったノットを選ぶ
ディンプルがない中央にくぼみを作る
結び目が中心からズレている襟の中央線に合わせる

以上、ネクタイが三角にならない理由についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次