レディースファッションの「系統」とは、服のデザイン、色、素材、シルエット、着こなし方などから分類される、全体的なテイストや雰囲気のことです。
たとえば、同じ白いブラウスでも、フレアスカートと合わせればフェミニン系、デニムとスニーカーを合わせればカジュアル系、センタープレスパンツとジャケットを合わせればきれいめ系に見えます。
このように、服装の系統は一つのアイテムだけで決まるものではありません。
次のような要素を組み合わせて判断されます。
- 色や柄
- 服のシルエット
- 素材の質感
- 装飾の多さ
- 靴やバッグ
- アクセサリー
- ヘアスタイルやメイク
- 全体のコーディネート
ただし、一般に「服装の系統」と呼ばれるものには、見た目のテイストだけでなく、着用する場面、配色、時代、地域、音楽文化などを基準とした分類も含まれます。
そのため、すべての系統が同じ基準で明確に分けられているわけではありません。
また、ファッションの系統には公式な分類方法がなく、媒体やブランド、個人によって呼び方が異なることもあります。
きれいめ系
きれいめ系とは、清潔感や上品さを重視した、整った印象のスタイルです。
派手すぎず、きちんとした雰囲気を与えやすいため、通勤、食事、デート、学校行事など、幅広い場面で取り入れられます。
きれいめ系の特徴
きれいめ系では、装飾を抑えたデザインや、身体のラインを美しく見せるすっきりとしたシルエットが好まれます。
代表的なアイテムには、次のようなものがあります。
- ブラウス
- ハイゲージニット
- テーパードパンツ
- センタープレスパンツ
- タイトスカート
- フレアスカート
- ノーカラージャケット
- ロングコート
- パンプス
- ローファー
色は、白、黒、ネイビー、ベージュ、グレーなどのベーシックカラーが中心です。
きれいめ系が向いている場面
きれいめ系は、相手に清潔感や信頼感を与えたい場面に向いています。
たとえば、通勤、職場での会食、ホテルでの食事、保護者会、顔合わせなどです。
ただし、結婚式や正式な式典、冠婚葬祭では、単にきれいめな服を選ぶのではなく、その場に求められるドレスコードや礼装の格式を優先する必要があります。
きれいめカジュアル系
きれいめカジュアル系とは、上品さと日常的な着やすさを組み合わせたスタイルです。
きちんとした印象を保ちながら、堅苦しくなりすぎないため、大人の女性にも取り入れやすい系統です。
きれいめカジュアル系の特徴
ジャケット、ブラウス、きれいめパンツなどの上品なアイテムに、デニム、Tシャツ、スニーカーなどのカジュアルなアイテムを組み合わせます。
代表的なコーディネートは次のとおりです。
- ブラウスとデニム
- ジャケットとTシャツ
- ニットとワイドパンツ
- シャツワンピースとスニーカー
- センタープレスパンツとフラットシューズ
全身を上品なアイテムだけでまとめず、一部に力の抜けた要素を加えるのがポイントです。
きれいめ系との違い
きれいめ系は、パンプスやレザーバッグなどを使い、全体を整った印象にまとめます。
一方、きれいめカジュアル系は、スニーカー、デニム、Tシャツ、キャンバスバッグなどを取り入れ、親しみやすさや動きやすさを加えます。
カジュアル系
カジュアル系とは、動きやすさや親しみやすさを重視した、日常的な服装です。
カジュアル系は非常に幅が広く、シンプルカジュアル、アメカジ、ストリート、スポーティーなど、さまざまなスタイルを含みます。
カジュアル系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- Tシャツ
- スウェット
- パーカー
- デニム
- チノパン
- カーゴパンツ
- スニーカー
- キャップ
- リュック
綿、デニム、スウェット、ナイロンなど、扱いやすく動きやすい素材がよく使われます。
カジュアル系を大人っぽく見せるポイント
カジュアルなアイテムを無計画に組み合わせると、部屋着のように見えることがあります。
大人っぽくまとめたい場合は、次の点を意識するとよいでしょう。
- コーディネートの色数を抑える
- ゆったりした服と細身の服を組み合わせる
- 靴やバッグに上品なものを取り入れる
- シワや毛玉のない服を選ぶ
- アクセサリーで適度な華やかさを加える
色数を三色前後に絞る方法は、コーディネートをまとめるうえで便利な目安です。
ただし、絶対的なルールではなく、ワントーンコーデや多色使いの服装も成立します。
シンプル系
シンプル系とは、柄や装飾を抑え、ベーシックなアイテムを中心に構成するスタイルです。
一見すると控えめですが、装飾が少ない分、サイズ感、シルエット、素材の質感が目立ちやすくなります。
シンプル系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 無地のTシャツ
- 白シャツ
- シンプルなニット
- ストレートパンツ
- デニム
- 無地のワンピース
- ベーシックなコート
色は、白、黒、グレー、ネイビー、ベージュ、ブラウンなどが中心です。
シンプル系をおしゃれに見せるポイント
シンプルな服装は、ただ無難な服を着るだけでは地味に見えることがあります。
おしゃれに見せるには、次の要素が重要です。
- 体型に合ったサイズを選ぶ
- きれいに見える素材を選ぶ
- 靴やバッグに存在感を持たせる
- アクセサリーをアクセントにする
- 袖をまくるなど、着方に変化をつける
フェミニン系
フェミニン系とは、女性らしく上品で、やわらかな印象を与えるスタイルです。
単にかわいらしいだけではなく、優雅さ、清楚さ、落ち着きを含んでいる点が特徴です。
フェミニン系の特徴
フェミニン系では、曲線的なシルエットや、軽やかでやわらかい素材がよく使われます。
代表的なアイテムは次のとおりです。
- フレアスカート
- プリーツスカート
- 花柄ワンピース
- レースブラウス
- ボウタイブラウス
- リブニット
- カーディガン
- パンプス
- 小ぶりなバッグ
色は、白、アイボリー、ベージュ、ピンク、ラベンダー、ライトブルーなど、やさしい印象の色が中心です。
ガーリー系との違い
フェミニン系は、大人の女性らしい上品さや落ち着きを重視します。
一方、ガーリー系は、リボン、フリル、レース、丸襟などを取り入れ、少女らしいかわいらしさを強く表現するスタイルです。
なお、フェミニン系の服装であっても、必ずしも結婚式や式典などのフォーマルな場面に対応できるわけではありません。
正式な場では、ファッションの系統よりもドレスコードを優先します。
ガーリー系
ガーリー系とは、少女らしいかわいらしさを取り入れたファッションです。
フェミニン系よりも甘さが強く、装飾的なデザインや可憐なモチーフが多く使われます。
ガーリー系の特徴
代表的な要素は次のとおりです。
- リボン
- フリル
- レース
- パフスリーブ
- 丸襟
- ティアードスカート
- ミニスカート
- 小花柄
- ドット柄
- バレエシューズ
色は、ピンク、白、アイボリー、サックスブルー、ラベンダーなどが中心です。
大人がガーリー系を取り入れる方法
大人がガーリー系を着る場合は、甘い要素を一つか二つに絞ると、幼く見えにくくなります。
たとえば、フリルブラウスに黒いパンツを合わせたり、花柄スカートにシンプルなニットを合わせたりする方法があります。
色やシルエットを落ち着かせることも、大人っぽく仕上げるポイントです。
大人かわいい系
大人かわいい系とは、女性らしいかわいらしさを残しながら、落ち着きや上品さを加えたスタイルです。
独立した明確なファッション様式というより、フェミニン、きれいめ、ガーリーなどを横断する印象表現として使われることがあります。
大人かわいい系の特徴
デザインに甘さがあっても、色やシルエットを落ち着かせるのが特徴です。
代表的な組み合わせには、次のようなものがあります。
- リボンブラウスとテーパードパンツ
- 花柄スカートと無地のニット
- パフスリーブトップスとストレートデニム
- フレアワンピースとシンプルなパンプス
ピンクを取り入れる場合も、鮮やかな色より、くすみピンクや淡いピンクを選ぶと大人っぽく見えます。
コンサバ系
コンサバ系とは、「コンサバティブ」を語源とする、控えめで上品なスタイルです。
強い流行性や個性よりも、清潔感、品のよさ、女性らしさを重視します。
コンサバ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- アンサンブルニット
- 膝丈スカート
- タイトスカート
- センタープレスパンツ
- ノーカラージャケット
- トレンチコート
- パンプス
- ハンドバッグ
装飾は比較的控えめで、身体のラインをきれいに見せるシルエットが好まれます。
きれいめ系との違い
きれいめ系は、上品で整った服装全般を指す広い言葉です。
コンサバ系は、そのなかでも特に保守的で、女性らしく、流行に左右されにくい服装を指す傾向があります。
ただし、コンサバ系のイメージは時代によって変化するため、明確な境界があるわけではありません。
オフィスカジュアル
オフィスカジュアルとは、スーツほど堅くはないものの、職場に適したきちんと感のある服装です。
一般的なファッション系統というより、職場向けのドレスコードに近い言葉です。
オフィスカジュアルの特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 襟付きシャツ
- シンプルなブラウス
- ハイゲージニット
- テーパードパンツ
- 膝丈やミモレ丈のスカート
- ジャケット
- カーディガン
- パンプス
- ローファー
オフィスカジュアルで注意したい服装
職場や業界によって基準は異なりますが、一般的には次のような服装を避けることがあります。
- 露出が多い服
- ダメージデニム
- 大きなロゴが入った服
- 極端に短いボトムス
- ビーチサンダル
- 汚れが目立つスニーカー
- 毛玉やシワが目立つ服
実際の基準は会社ごとに異なるため、社内ルールや周囲の服装を確認することが大切です。
ナチュラル系
ナチュラル系とは、自然体でやわらかな雰囲気を重視したスタイルです。
締め付けの少ないシルエットや、自然な風合いを感じさせる素材がよく使われます。
ナチュラル系の特徴
代表的なアイテムや素材は次のとおりです。
- リネンシャツ
- コットンブラウス
- ロングワンピース
- ワイドパンツ
- ロングスカート
- ニットカーディガン
- フラットシューズ
- かごバッグ
色は、生成り、ベージュ、ブラウン、カーキ、グレー、くすみカラーなどが中心です。
ナチュラル系をすっきり見せるポイント
ゆったりしたアイテムを上下に重ねすぎると、全体が大きく見えることがあります。
上下のどちらかをすっきりさせたり、首元、手首、足首の一部を見せたりすると、軽やかな印象になります。
森ガール系
森ガール系とは、森の中にいそうな女の子をイメージした、素朴で幻想的なスタイルです。
特に2000年代後半から2010年代初頭に注目された呼称で、ナチュラル、アンティーク、フォークロア、ボヘミアンなどの要素が混ざっています。
森ガール系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ゆったりしたワンピース
- レースブラウス
- ロングスカート
- ニットベスト
- ストール
- ベレー帽
- 革靴
- 小花柄
- 刺しゅう
- 重ね着
色は、ベージュ、ブラウン、生成り、カーキなど、自然を連想させるものが中心です。
現在もスタイル自体は残っていますが、ナチュラル系、ヴィンテージ系、ガーデンコアなど、近いテイストの名称で紹介されることもあります。
モード系
モード系とは、デザイナーズファッションやハイファッションの影響を受けた、前衛的で洗練されたスタイルです。
日本では、単に流行している服を着ることではなく、芸術性、構築性、個性的なデザインを感じさせる服装を指すことが多くあります。
モード系の特徴
代表的な要素は次のとおりです。
- 構築的なシルエット
- アシンメトリーなデザイン
- オーバーサイズ
- 直線的なライン
- 個性的なカッティング
- 光沢素材
- メタリックなアクセサリー
- 厚底シューズ
- デザイン性の高いバッグ
色は、黒、白、グレーなどのモノトーンが中心ですが、鮮やかな色をアクセントとして取り入れることもあります。
モノトーン系との違い
モノトーン系は、白、黒、グレーを中心にまとめる配色を指します。
一方、モード系は、色だけでなく、服の構造、シルエット、素材、デザイン性、着こなしまで含めたスタイルです。
そのため、全身を黒でまとめていても、必ずしもモード系になるとは限りません。
マニッシュ系
マニッシュ系とは、女性の服装に男性的な要素を取り入れた、上品で洗練されたスタイルです。
「マニッシュ」は、英語の「mannish」に由来します。
マニッシュ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- テーラードジャケット
- シャツ
- ベスト
- センタープレスパンツ
- ワイドパンツ
- セットアップ
- ローファー
- オックスフォードシューズ
色は、黒、グレー、ネイビー、ブラウンなど、落ち着いたものが中心です。
メンズライク系との違い
マニッシュ系は、男性的な要素を取り入れながらも、上品で知的な印象にまとめる傾向があります。
一方、メンズライク系は、男性用の服に近いサイズ感やカジュアルなアイテムを使い、よりラフで力の抜けた雰囲気に仕上げます。
メンズライク系
メンズライク系とは、男性的なシルエットやアイテムを取り入れた、ラフでかっこいいスタイルです。
メンズライク系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- オーバーサイズのシャツ
- ロゴTシャツ
- スウェット
- 太めのデニム
- カーゴパンツ
- ミリタリージャケット
- キャップ
- ボリュームスニーカー
身体のラインを強調せず、ゆったりしたシルエットを楽しむことが多いです。
アクセサリー、小さめのバッグ、ヘアスタイルなどで女性らしさを加えると、バランスを取りやすくなります。
ハンサム系
ハンサム系とは、凛としたかっこよさや知的な雰囲気を感じさせるスタイルです。
きれいめ系やマニッシュ系と重なることが多く、明確なアイテム分類というより、コーディネートから受ける印象を表す言葉として使われます。
ハンサム系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ジャケット
- シャツ
- ジレ
- スラックス
- ロングコート
- ポインテッドトゥの靴
- レザーバッグ
- シルバーアクセサリー
シャープなジャケットやパンツに、華奢なアクセサリーやヒールを加えるなど、かっこよさと女性らしさを組み合わせることもあります。
エレガント系
エレガント系とは、優雅さ、高級感、女性らしい華やかさを重視したスタイルです。
フェミニン系よりも落ち着きがあり、コンサバ系よりも華やかな印象を持つ傾向があります。
エレガント系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 落ち感のあるブラウス
- ロングワンピース
- マーメイドスカート
- タイトスカート
- 上質感のあるジャケット
- パンプス
- 小ぶりなレザーバッグ
- パールやゴールド系のアクセサリー
サテン、シフォン、ツイード、レースなど、光沢や立体感のある素材もよく使われます。
エレガント系を上品に見せるポイント
エレガント系は、装飾を増やせば成立するわけではありません。
色数を抑え、シルエットや素材に上質感を持たせることが重要です。
服に華やかさがある場合は、アクセサリーや小物を控えめにすると、全体がまとまりやすくなります。
セレブ系
セレブ系とは、海外の著名人やラグジュアリーなライフスタイルをイメージした、日本でのファッション表現です。
明確な歴史や共通ルールを持つファッション様式ではなく、時代や媒体によって示す服装が変わります。
セレブ系の特徴
一般的には、次のような要素が挙げられます。
- 身体のラインを美しく見せるワンピース
- 上質感のあるジャケット
- 大ぶりなサングラス
- ヒール
- レザーバッグ
- 存在感のあるアクセサリー
- 光沢感やボリューム感のある素材
ただし、高価なブランド品を多く身につけるだけで成立するわけではありません。
色、素材、シルエットの統一感が重要です。
トラッド系
トラッド系とは、英国や米国の伝統的な服装をもとにした、品のあるクラシックなスタイルです。
「トラッド」は「トラディショナル」の略です。
トラッド系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- テーラードジャケット
- ブレザー
- シャツ
- チルデンニット
- チェック柄スカート
- プリーツスカート
- チノパン
- ローファー
- 革靴
流行に左右されにくく、知的で端正な印象を与えます。
プレッピー系との違い
トラッド系は、英国や米国の伝統的な服装を広く含む言葉です。
一方、プレッピー系は、アメリカの名門学校や学生文化をイメージした、若々しくカジュアルなトラッドスタイルです。
プレッピー系
プレッピー系とは、アメリカのスクールスタイルを連想させる、上品で若々しいファッションです。
プレッピー系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ブレザー
- シャツ
- ポロシャツ
- カーディガン
- チルデンニット
- プリーツスカート
- チェック柄
- ローファー
- ライン入りソックス
色は、ネイビー、白、赤、グリーン、ベージュなどがよく使われます。
スクール感を抑えたい場合は、プリーツスカートをスラックスに替えるなど、大人向けに調整すると取り入れやすくなります。
クラシック系
クラシック系とは、伝統的で上品なデザインを中心とした、流行に左右されにくいスタイルです。
トラッド系やレトロ系と重なる部分がありますが、クラシック系は、端正なシルエット、落ち着いた配色、上質感のある素材などを広く含みます。
クラシック系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ジャケット
- ボウタイブラウス
- ミモレ丈スカート
- センタープレスパンツ
- チェック柄
- 千鳥格子
- ローファー
- ハンドバッグ
落ち着きや品格を感じさせるため、きれいめ系、トラッド系、エレガント系と組み合わせることもできます。
レトロ系
レトロ系とは、過去の時代を思わせるデザインや色使いを取り入れたスタイルです。
参考にする年代によって、雰囲気は大きく異なります。
レトロ系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- ドット柄
- 花柄
- チェック柄
- ボウタイブラウス
- 丸襟
- Aラインスカート
- ハイウエストパンツ
- ローファー
- ベレー帽
- 小さめのハンドバッグ
色は、マスタード、ボルドー、深緑、ブラウン、オレンジなど、深みのあるものがよく使われます。
ヴィンテージ系との違い
レトロ系は、昔らしい雰囲気を持つデザインであれば、新品の服でも成立します。
一方、ヴィンテージ系は、実際に過去の年代に作られた衣料や、その時代特有のデザインを強く意識したスタイルです。
ヴィンテージ系
ヴィンテージ系とは、過去の年代に作られた服や、古い時代の雰囲気を取り入れたスタイルです。
ヴィンテージ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 古着のワンピース
- 刺しゅうブラウス
- 柄シャツ
- ハイウエストデニム
- レザージャケット
- 味のある革靴
- 年代を感じさせるバッグ
- 個性的なアクセサリー
ただし、古着のすべてがヴィンテージ品と呼ばれるわけではありません。
一般には、年代、希少性、デザイン、保存状態などに価値が認められる古い衣料をヴィンテージと呼びます。
一方、過去のデザインを再現した新品は、ヴィンテージ風やヴィンテージテイストと表現されます。
アメリカンカジュアル系
アメリカンカジュアル、通称「アメカジ」とは、アメリカのワーク、カレッジ、スポーツ、ミリタリー、アウトドアなどから影響を受けたカジュアルスタイルの総称です。
アメカジの特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- デニム
- チェックシャツ
- ロゴTシャツ
- スウェット
- スタジャン
- ミリタリージャケット
- チノパン
- ワークブーツ
- スニーカー
丈夫で実用的なアイテムが多く、着込んだような風合いも魅力になります。
女性が取り入れる場合は、コンパクトなトップスや小さめのバッグを合わせると、重たい印象を抑えられます。
ストリート系
ストリート系とは、音楽、スケートボード、ヒップホップ、スポーツなどの文化から影響を受けた、自由で個性的なスタイルです。
ストリート系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- オーバーサイズのTシャツ
- パーカー
- スウェット
- カーゴパンツ
- ワイドデニム
- キャップ
- ビーニー
- ボリュームスニーカー
- ショルダーバッグ
ロゴ、グラフィック、鮮やかな色、ルーズなシルエットなどがよく使われます。
韓国ストリート系の特徴
日本で韓国ストリート系として紹介される服装には、次のような要素が見られることがあります。
- 短丈トップス
- ワイドパンツ
- カーゴパンツ
- 厚底スニーカー
- 小さめのバッグ
- モノトーン配色
ただし、韓国ファッションの流行は変化が早く、これらがすべての韓国ストリート系に当てはまるわけではありません。
スポーティー系
スポーティー系とは、スポーツウェアの要素を日常着に取り入れたスタイルです。
スポーティー系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ジャージ
- トラックジャケット
- ナイロンパーカー
- スウェット
- レギンス
- キャップ
- スニーカー
- ボディバッグ
上下をスポーツウェアだけでまとめると、運動着のように見えることがあります。
トラックジャケットにロングスカートを合わせたり、スウェットにレザーバッグを合わせたりすると、街着としてまとまりやすくなります。
スポーツミックス
スポーツミックスとは、スポーツウェアと、きれいめ、フェミニン、カジュアルなどの異なるテイストを組み合わせる着こなしです。
スポーツミックスの特徴
代表的な組み合わせには、次のようなものがあります。
- トラックジャケットとロングスカート
- スニーカーときれいめパンツ
- スウェットとタイトスカート
- キャップとジャケット
- ナイロンアウターとワンピース
スポーティー系よりも、異なる系統を混ぜることに重点があります。
アスレジャー系
アスレジャー系とは、「アスレチック」と「レジャー」を組み合わせた言葉で、運動着と日常着を融合したスタイルです。
アスレジャー系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- レギンス
- ブラトップ
- パーカー
- ナイロンジャケット
- ジョガーパンツ
- スニーカー
- キャップ
一般的なスポーティー系よりも、フィットネスウェアやヨガウェアに近いアイテムを取り入れる傾向があります。
街着として着る場合は、ロングコート、シャツ、レザーバッグなどを合わせると、洗練された印象になります。
アウトドア系
アウトドア系とは、登山、キャンプ、ハイキングなどで使われる機能的な服を、日常着に取り入れたスタイルです。
アウトドア系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- マウンテンパーカー
- フリース
- ナイロンパンツ
- カーゴパンツ
- ダウンベスト
- トレッキングシューズ
- バックパック
- ウエストバッグ
防水性、防寒性、軽量性など、機能性の高い素材やアイテムが多く使われます。
ミリタリー系
ミリタリー系とは、軍服や軍用品のデザインを取り入れたスタイルです。
ミリタリー系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- カーゴパンツ
- フィールドジャケット
- MA-1
- モッズコート
- ミリタリーベスト
- コンバットブーツ
色は、カーキ、オリーブ、ベージュ、黒などが中心です。
全身をミリタリーアイテムでまとめると強い印象になりやすいため、スカート、ワンピース、パンプスなどの女性らしいアイテムと組み合わせる方法もあります。
ワーク系
ワーク系とは、作業着をもとにした、丈夫で実用的なスタイルです。
ワーク系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- オーバーオール
- ペインターパンツ
- ワークジャケット
- デニムシャツ
- チノパン
- ワークブーツ
- キャンバスバッグ
アメカジやミリタリー系と共通する部分がありますが、ワーク系は特に作業服由来の機能性や耐久性を重視します。
ボーイッシュ系
ボーイッシュ系とは、少年のような活発さや親しみやすさを感じさせるスタイルです。
ボーイッシュ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- Tシャツ
- スウェット
- ショートパンツ
- デニム
- キャップ
- スニーカー
- リュック
- ボーダートップス
メンズライク系よりも軽快で、かわいらしさや若々しさを含むことが多い傾向があります。
韓国系
韓国系ファッションは、一つの固定された系統ではありません。
韓国で流行している服装や、韓国の芸能人、アイドル、インフルエンサーなどの着こなしを参考にしたファッションの総称です。
韓国系に見られる主なスタイル
韓国系のなかには、次のようなテイストがあります。
- 韓国きれいめ
- 韓国ガーリー
- 韓国ストリート
- 韓国モード
- 韓国スクール風
- 韓国アイドル風
日本で韓国系として紹介される服装には、コンパクトなトップス、ワイドパンツ、ミニ丈、厚底シューズ、小さめのバッグなどが見られることがあります。
ただし、これらは一部の流行を示すものであり、韓国ファッション全体の定義ではありません。
地雷系
地雷系とは、黒、白、ピンクなどを基調に、フリルやリボン、厚底靴などを取り入れた、強い世界観を持つスタイルです。
服装だけでなく、メイクや髪型まで含めて統一することが多くあります。
地雷系の特徴
代表的な要素は次のとおりです。
- フリル
- リボン
- レース
- ハートモチーフ
- 厚底シューズ
- ミニスカート
- 黒とピンクの配色
- 大きな襟
- ボリュームのある袖
「地雷」という言葉には、人の性格や言動を否定的に表現する用法もあります。
現在ではファッションジャンルの名称として使われることも多いものの、他人に対して使う場合は、服装を指しているのか、人格を否定しているのかが曖昧になる可能性があるため注意が必要です。
量産型系
量産型ファッションとは、リボン、フリル、ツイードなどを取り入れた、甘く統一感のあるスタイルです。
アイドルのライブやイベントなどで見られることが多いものの、その場面だけに限定される服装ではありません。
量産型系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- リボンブラウス
- フリルスカート
- ツイードアイテム
- ワンピース
- 厚底シューズ
- 小さめのバッグ
- パールやハートの装飾
色は、ピンク、白、黒などが中心です。
もともと「量産型」という言葉には、似た服装をする人が多いことを揶揄する意味がありました。
しかし、現在ではファッションジャンルの名称として自称されることもあります。
地雷系との違い
量産型系は、甘く上品なかわいらしさを重視する傾向があります。
一方、地雷系は、黒を多く使い、病みかわいい雰囲気や強いメイクを取り入れることがあります。
ただし、両者には共通するブランド、色、装飾が多く、明確に分けられないコーディネートもあります。
ロリータ系
ロリータファッションとは、ヨーロッパの歴史衣装、少女服、人形服などから着想を得て、日本で独自に発展したファッション文化です。
歴史衣装をそのまま再現するのではなく、レース、フリル、リボン、パニエなどを使い、独自の世界観を表現します。
ロリータ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ボリュームのあるスカート
- パニエ
- レースブラウス
- ヘッドドレス
- ボンネット
- ハイソックス
- ストラップシューズ
- 装飾的なバッグ
服だけでなく、靴、バッグ、アクセサリー、ヘッドアイテムまで含めて世界観を統一することが重視されます。
ロリータ系の主な種類
ロリータファッションには、いくつかの代表的な分類があります。
甘ロリ
ピンク、白、サックスブルーなどを使い、リボン、お菓子、動物などのかわいらしいモチーフを取り入れます。
ゴスロリ
黒を中心に、ゴシック調の重厚で幻想的な要素を取り入れます。
クラシカルロリータ
ブラウン、ボルドー、ネイビーなどを使い、落ち着いた上品さや歴史的な雰囲気を表現します。
なお、ファッションとしてのロリータは、性的な意味を目的としたものではなく、少女的なかわいらしさ、上品さ、非日常的な世界観を重視する文化です。
ゴシック系
ゴシック系とは、黒を中心に、重厚感、神秘性、退廃的な美しさなどを表現するスタイルです。
ゴシック系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- 黒いレース
- コルセット風デザイン
- ロングスカート
- ベルベット素材
- シルバーアクセサリー
- 厚底ブーツ
- 十字架などのモチーフ
ゴスロリと混同されることがありますが、ゴシック系は必ずしもロリータ特有のボリュームスカートや少女的なデザインを必要としません。
パンク系
パンク系とは、パンク音楽や反体制的な文化から影響を受けた、強く個性的なスタイルです。
パンク系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- ライダースジャケット
- ダメージデニム
- チェック柄
- チェーン
- スタッズ
- 安全ピン
- 厚底ブーツ
- バンドTシャツ
色は、赤、黒、白など、コントラストの強い組み合わせがよく使われます。
ロック系
ロック系とは、ロック音楽やミュージシャンの衣装を連想させる、かっこよく存在感のあるスタイルです。
ロック系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- バンドTシャツ
- レザージャケット
- 黒いスキニーパンツ
- ダメージデニム
- ブーツ
- シルバーアクセサリー
パンク系よりも範囲が広く、シンプルな黒いコーディネートから、華やかなグラムロック風まで含まれます。
グランジ系
グランジ系とは、1990年代のオルタナティブロック文化などから影響を受けた、無造作で力の抜けたスタイルです。
グランジ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 色あせたバンドTシャツ
- チェックシャツ
- ダメージデニム
- オーバーサイズニット
- レザージャケット
- ブーツ
- 重ね着
新品のように整った印象よりも、着込んだような質感やラフさを重視します。
ボヘミアン系
ボヘミアン系とは、自由な芸術家文化やヒッピー文化などから影響を受けたスタイルです。
ボヘミアン系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- 刺しゅう
- フリンジ
- マキシ丈ワンピース
- 柄物のロングスカート
- ゆったりしたブラウス
- スエード調のバッグ
- 大ぶりなアクセサリー
色は、ブラウン、オレンジ、ベージュ、ターコイズなどがよく使われます。
民族的なデザインを取り入れる場合は、異なる地域や文化の意匠を一括りにしすぎないよう配慮することも大切です。
フォークロア系
フォークロア系とは、各地域の民族衣装や伝統的な刺しゅう、柄、装飾などから着想を得たスタイルです。
フォークロア系の特徴
代表的な要素は次のとおりです。
- 民族調の刺しゅう
- 幾何学柄
- ティアードスカート
- チュニック
- フリンジ
- タッセル
- 木や革を使ったアクセサリー
ボヘミアン系と重なる部分がありますが、フォークロア系は、伝統文化や民俗的な意匠に重点を置く傾向があります。
リゾート系
リゾート系とは、海辺や旅行先での開放的な雰囲気を取り入れたスタイルです。
ファッションのテイストであると同時に、着用する場面による分類でもあります。
リゾート系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- マキシ丈ワンピース
- ノースリーブトップス
- ワイドパンツ
- 鮮やかな柄
- かごバッグ
- サンダル
- 麦わら帽子
風通しのよい素材や、ゆったりしたシルエットが多く使われます。
日常で取り入れる場合は、露出や柄の面積を抑えると、街中でも着やすくなります。
マリン系
マリン系とは、海や船員の制服をイメージした、爽やかなスタイルです。
マリン系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- ボーダートップス
- セーラーカラー
- 白いパンツ
- ネイビーのジャケット
- デッキシューズ
- ロープモチーフ
- 金ボタン
色は、白、ネイビー、ブルー、赤などが中心です。
サーフ系
サーフ系とは、海やサーフカルチャーを背景とした、開放的で健康的なカジュアルスタイルです。
サーフ系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- プリントTシャツ
- デニム
- ショートパンツ
- スウェット
- キャップ
- スニーカー
- サンダル
- ナチュラル素材のバッグ
リゾート系よりも日常的で、スポーティーな要素が強い傾向があります。
Y2K系
Y2K系とは、主に2000年前後のファッションを現代風に再解釈したスタイルです。
Y2K系の特徴
代表的なアイテムや要素は次のとおりです。
- 短丈トップス
- ローライズボトムス
- ミニスカート
- カーゴパンツ
- 厚底シューズ
- メタリック素材
- カラフルなサングラス
- 小さめのバッグ
身体のラインを見せるアイテムや、ポップ、未来的、スポーティーな要素がよく使われます。
現在のY2K系は、当時の服装をそのまま再現するだけでなく、ハイウエストやオーバーサイズなど、現代的な要素と組み合わせることもあります。
フレンチカジュアル系
フレンチカジュアル系とは、日本で一般的にイメージされる、飾りすぎないパリ風の着こなしです。
フランスの日常着を厳密に分類したものではなく、雑誌やブランドによって作られてきた「パリジェンヌ風」のイメージも含まれます。
フレンチカジュアル系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- ボーダートップス
- 白シャツ
- デニム
- トレンチコート
- バレエシューズ
- ローファー
- 小ぶりなバッグ
- スカーフ
シンプルな服を中心にしながら、靴、バッグ、アクセサリーなどで女性らしさを加えます。
ミニマル系
ミニマル系とは、色、装飾、アイテム数を意図的に抑え、洗練された印象にまとめるスタイルです。
ミニマル系の特徴
代表的な要素は次のとおりです。
- 無地
- 直線的なシルエット
- モノトーン
- ベーシックカラー
- 装飾の少ないバッグ
- シンプルなアクセサリー
シンプル系と似ていますが、ミニマル系は、より意識的に無駄を省き、服の形や構造を際立たせる傾向があります。
ノームコア系
ノームコアとは、目立つ個性よりも、ごく普通のベーシックな服装をあえて選ぶ考え方やスタイルです。
ノームコア系の特徴
代表的なアイテムは次のとおりです。
- 無地のTシャツ
- スウェット
- ストレートデニム
- チノパン
- シンプルなスニーカー
- ベーシックなアウター
単に無頓着な服装をするのではなく、サイズ感や清潔感を整えたうえで、普通らしさを意図的に楽しむ点が特徴です。
淡色系
淡色系とは、ベージュ、アイボリー、オフホワイト、淡いブラウンなど、明るくやわらかな色でまとめたスタイルです。
テイストよりも、配色による分類という性格が強い言葉です。
淡色系の特徴
代表的なアイテムや色使いは次のとおりです。
- アイボリーのニット
- ベージュのパンツ
- エクリュカラーのワンピース
- 淡いブラウンのバッグ
- ゴールド系アクセサリー
淡色系のなかにも、きれいめ、ナチュラル、フェミニン、カジュアルなど、さまざまなテイストがあります。
全身がぼやけて見える場合は、濃いブラウンの靴やバッグを加えると、全体が引き締まります。
モノトーン系
モノトーン系とは、白、黒、グレーを中心に構成するスタイルです。
淡色系と同じく、テイストではなく配色による分類として使われることが多い言葉です。
モノトーン系の特徴
配色がシンプルなため、服のシルエット、素材、重ね方が目立ちやすくなります。
同じ黒でも、ニット、レザー、シフォン、デニムなど、異なる質感を組み合わせると奥行きが生まれます。
モノトーン系は、きれいめ、モード、ストリート、カジュアルなど、さまざまな系統と組み合わせられます。
レディースファッションの系統は明確に分けられない
レディースファッションの系統には、厳密な境界や公式な分類基準があるわけではありません。
同じコーディネートでも、人によって「きれいめカジュアル」「大人カジュアル」「シンプル系」など、異なる呼び方をすることがあります。
また、一つの服装に複数の系統が混ざることも一般的です。
複数の系統を組み合わせた例
代表的な組み合わせには、次のようなものがあります。
- フェミニンときれいめ
- ナチュラルとカジュアル
- モードとストリート
- マニッシュとエレガント
- ガーリーと韓国系
- ミリタリーとフェミニン
- スポーティーときれいめ
系統を一つに限定する必要はなく、自分の好みや生活に合わせて自由に組み合わせられます。
自分に合う服装の系統を見つける方法
自分に合う系統を見つけるには、名称だけで判断するのではなく、好きな雰囲気や生活場面を整理することが大切です。
好きなコーディネートを集める
まずは、SNS、通販サイト、雑誌などから、直感的に好きだと感じる服装を集めます。
10枚から30枚ほど集めると、共通点が見えやすくなります。
確認するポイントは次のとおりです。
- スカートとパンツのどちらが多いか
- 明るい色と暗い色のどちらが多いか
- 細身とゆったりのどちらが多いか
- 無地と柄物のどちらが多いか
- 女性らしい服とかっこいい服のどちらが多いか
- 装飾が多い服とシンプルな服のどちらが多いか
よく着る場面を考える
好みだけでなく、生活に合っているかも重要です。
通勤が中心なら、きれいめ、オフィスカジュアル、コンサバ系が実用的です。
子育てや外出が多い場合は、カジュアル、スポーティー、ナチュラル系などが取り入れやすいでしょう。
服装の系統は、次のように場面ごとに分けても問題ありません。
- 通勤用
- 休日用
- デート用
- 旅行用
- 式典用
すべての場面で同じ系統に統一する必要はありません。
ベースの系統とアクセントの系統を決める
一つの系統だけで全身を固めるよりも、ベースとアクセントを分けると、自然なコーディネートになります。
たとえば、次のような組み合わせがあります。
- ベースはきれいめ、アクセントはカジュアル
- ベースはシンプル、アクセントはモード
- ベースはフェミニン、アクセントはマニッシュ
- ベースはナチュラル、アクセントはレトロ
この方法なら、個性を出しながら、日常で着やすい服装にまとめられます。
診断結果だけで服を限定しない
骨格診断、パーソナルカラー診断、顔タイプ診断などは、服を選ぶ際の参考になります。
ただし、診断結果だけで着る服を限定する必要はありません。
似合いにくいとされる服でも、次のような方法で調整できます。
- 顔まわりの色を変える
- 丈を変える
- 素材を変える
- シルエットを整える
- 靴やバッグでバランスを取る
- 好きな要素を小物で取り入れる
各種ファッション診断は、色や形を選ぶ際の一つの参考です。
診断者やサービスによって結果が異なる場合もあるため、絶対的なルールとして考えないことが大切です。
服装の系統を統一して見せるポイント
服装にまとまりを持たせたい場合は、色、素材、シルエット、小物の雰囲気をそろえることが重要です。
色をそろえる
コーディネートがまとまりにくい場合は、使う色を三色前後に絞ると整えやすくなります。
色は、次のように分けて考える方法があります。
- ベースカラー
- サブカラー
- アクセントカラー
たとえば、白いトップス、ベージュのパンツ、ブラウンのバッグという組み合わせです。
ただし、三色はあくまで目安です。
ワントーンコーデや、多色使いのストリートファッションなども成立します。
靴とバッグの雰囲気を合わせる
服が同じでも、靴とバッグによって系統は大きく変わります。
白シャツと黒いパンツの場合でも、パンプスとレザーバッグならきれいめに、スニーカーとリュックならカジュアルに見えます。
系統を整えたいときは、服だけでなく、小物のテイストも確認しましょう。
素材をそろえる
上品に見せたい場合は、表面が滑らかな素材や落ち感のある素材が適しています。
カジュアルに見せたい場合は、デニム、スウェット、キャンバス、ナイロンなどが使いやすいでしょう。
異なる素材を組み合わせる場合は、一つか二つをアクセントにするとまとまりやすくなります。
シルエットのバランスを整える
コーディネートでは、服の形だけでなく、全身を見たときのシルエットも重要です。
Iライン
上半身から下半身まで、縦にすっきりと見えるシルエットです。
細身の服だけでなく、全体が縦長の長方形に見えるコーディネートもIラインに含まれます。
きれいめ、モード、ハンサム系と相性があります。
Aライン
上半身を比較的コンパクトにし、裾に向かって広がるシルエットです。
フェミニン、ガーリー、エレガント系などに向いています。
Yライン
上半身にボリュームを持たせ、下半身を比較的すっきりまとめるシルエットです。
ストリート、カジュアル、モード系でよく使われます。
Xライン
ウエストを強調し、上半身と下半身に適度な広がりを持たせるシルエットです。
フェミニン、エレガント、コンサバ、クラシック系などと相性があります。
レディースの服装の系統を印象別に整理
代表的な系統を、目指す印象ごとに整理すると次のようになります。
| 目指す印象 | 代表的な系統 |
|---|---|
| 上品で清潔感がある | きれいめ、コンサバ、オフィスカジュアル |
| 女性らしくやわらかい | フェミニン、大人かわいい、エレガント |
| かわいらしい | ガーリー、量産型、ロリータ |
| 自然体で落ち着いている | ナチュラル、森ガール、淡色系 |
| かっこいい | マニッシュ、ハンサム、メンズライク |
| 都会的で個性的 | モード、ミニマル、モノトーン |
| 動きやすく親しみやすい | カジュアル、スポーティー、アスレジャー |
| 若々しく自由 | ストリート、Y2K、韓国ストリート |
| 伝統的で知的 | トラッド、プレッピー、クラシック |
| 強く個性的 | ゴシック、パンク、ロック、グランジ |
| 開放的で旅行向き | リゾート、マリン、サーフ、ボヘミアン |
まとめ
レディースの服装には、きれいめ、カジュアル、フェミニン、ガーリー、ナチュラル、モード、マニッシュ、ストリートなど、さまざまな系統があります。
ただし、それぞれの境界は明確ではありません。
また、オフィスカジュアルは着用場面、淡色系やモノトーン系は配色、Y2Kやレトロ系は時代性を基準とした分類であり、すべてが同じ基準で分けられているわけではありません。
同じアイテムでも、色、素材、シルエット、靴、バッグ、アクセサリーの組み合わせによって、異なる系統に見えます。
自分に合う服装を見つけるときは、系統名だけにこだわるのではなく、どのような印象に見せたいか、どのような場面で着るのかを考えることが大切です。
上品に見せたいのか、かわいらしく見せたいのか、かっこよく見せたいのか、自然体に見せたいのかを明確にすると、服、靴、バッグ、アクセサリーを選びやすくなります。
以上、レディースの服装の系統についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










