スーツのズボンは、シワがつきやすく形も崩れやすいので、正しくたたむことで美しい状態を保つことができます。
ここでは、基本のたたみ方から、持ち運び用、自宅での保管用まで詳しく解説します。
目次
基本の考え方
- スーツのズボンは「センタープレス(真ん中の折り目)」を基準にしてたたむのが基本です。
- シワや型崩れを防ぐため、平らな場所(ベッドや机の上)で作業するのが理想。
- 長期保管する場合は、基本的にはハンガーにかけるのがベストで、たたむのは出張や一時的な収納用と考えると良いです。
自宅用(シワ防止の基本的なたたみ方)
- ズボンを裏返しにして置く
床や机にズボンを裏返して広げ、センタープレスを合わせます。 - 片足をもう片方に重ねる
折り目を合わせるようにして、両足を重ねます。 - 裾からウエストへ折る
裾を持ち上げてウエスト部分に向かって二つ折りにします。 - 三つ折りにして収納
スーツケースや収納棚に入れるときは、さらに三つ折りにしてコンパクトにします。
ただし自宅で保管するなら二つ折りまでにしておくとシワがつきにくいです。
出張・旅行用(持ち運びに適したたたみ方)
スーツケースに入れるときは、なるべくシワを防ぐ工夫が必要です。
- センタープレスを合わせて片足を重ねる
基本と同じく折り目を合わせて重ねます。 - 裾からウエストに向かって半分だけ折る
ここで全部折らずに「裾をウエストの少し下まで」折るとシワが軽減されます。 - 残りを反対側に折る
三つ折りではなく「Z字」に折り返すことで、折り目部分が分散されシワが目立ちにくくなります。 - シャツやTシャツで挟む
スーツケースに入れるときは、ズボンの間に柔らかいシャツや下着を挟むとシワ防止に有効です。
収納時の注意点
- ハンガーを使えるなら吊るすのが一番
クランプ式のスラックスハンガーで裾を挟んで吊るすと重力でシワが伸びやすいです。 - すぐ使う予定がある場合は軽くたたむ
翌日や数日以内に着るなら、二つ折り程度で十分。 - 長期保管は避ける
長期間たたんだままにするとプレスが消えやすいので注意。
ワンポイントテクニック
- 出張先でシワが気になったら、浴室でシャワーを出して蒸気にあてると自然にシワが取れます。
- アイロンをかけるときは必ずあて布をして、テカリ防止を忘れないこと。
- スーツケースに入れる際は「一番上」に置くのがおすすめ。重みで潰されるとシワになりやすいです。
以上、スーツのズボンのたたみ方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。