仮縫いは英語でなんというのか

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「仮縫い」は英語で、文脈によって bastingbastefittingbasted fitting などと表現します。

一言で「仮縫い」といっても、日本語では「本縫い前に布を一時的に縫うこと」と「オーダー服やドレスなどを試着してサイズ調整する工程」の両方を指すことがあります。

そのため、英語では場面に合わせて訳し分けることが大切です。

目次

裁縫作業としての仮縫いは「basting」

bastingの意味

裁縫でいう「本縫いの前に、布を仮に縫い合わせること」は、英語で basting といいます。

basting は、あとでほどくことを前提に、大きめの針目で一時的に縫うことを指します。

日本語の「仮縫い」や「しつけ縫い」に近い表現です。

たとえば、布同士がずれないように一時的に固定したり、本縫い前に位置を確認したりするために行う縫い方が basting です。

basteは「仮縫いする」という動詞

「仮縫いする」と動詞で言いたい場合は、baste を使います。

たとえば、次のように使えます。

baste the fabric
布を仮縫いする

baste the hem
裾を仮縫いする

baste the sleeves before sewing them permanently
袖を本縫いする前に仮縫いする

例文にすると、次のようになります。

I basted the pieces together before sewing the final seam.
本縫いする前に、パーツを仮縫いしました。

Basting helps keep the fabric in place.
仮縫いをすると、布がずれにくくなります。

Remove the basting stitches after sewing the final seam.
本縫いのあと、仮縫いの糸を外してください。

仮縫いの縫い目は「basting stitch」

basting stitchの意味

「仮縫いの縫い目」は英語で basting stitch といいます。

複数の縫い目をまとめて指す場合は、basting stitches と複数形にすることもよくあります。

basting stitch
仮縫いの縫い目

basting stitches
仮縫いの縫い目全体

basting thread
仮縫い糸

また、専門用語ではなく説明的に言いたい場合は、temporary stitches と表現することもできます。

temporary stitches は「一時的な縫い目」という意味です。

ただし、裁縫用語としては basting stitchbasting stitches の方が自然です。

オーダー服やドレスの仮縫いは「fitting」

fittingの意味

オーダースーツ、ウェディングドレス、舞台衣装などで使う「仮縫い」は、英語では fitting と表現するのが自然です。

この場合の「仮縫い」は、単に布を仮に縫う作業ではなく、実際に服を着て、肩幅・ウエスト・丈・シルエットなどを確認する工程を指します。

そのため、英語では「縫う」という意味の basting よりも、「試着・サイズ調整」を意味する fitting が使われます。

fittingを使った例文

I have a fitting for my wedding dress tomorrow.
明日、ウェディングドレスの仮縫いがあります。

The first fitting is scheduled for next week.
最初の仮縫いは来週の予定です。

At the fitting, the tailor adjusted the shoulders and waist.
仮縫いで、テーラーが肩とウエストを調整しました。

How many fittings will I need?
仮縫いは何回必要ですか?

テーラーやドレスショップで「仮縫いはいつですか?」と聞きたい場合は、次のように言えます。

When is the fitting?
仮縫いはいつですか?

When is my first fitting?
最初の仮縫いはいつですか?

専門的には「basted fitting」も使われる

basted fittingの意味

服飾やテーラーの文脈では、basted fitting または baste fitting という表現も使われます。

これは、仮縫いされた状態の服を実際に着て、サイズやシルエットを確認する工程を指します。

つまり、fitting は「試着・調整」全般を表し、basted fitting はその中でも特に「仮縫い状態で行うフィッティング」を表す、より専門的な表現です。

fittingとbasted fittingの違い

違いを整理すると、次のようになります。

英語意味ニュアンス
fitting試着、サイズ調整服を体に合わせる工程全般
first fitting初回フィッティング最初の仮縫い・試着
final fitting最終フィッティング仕上げ前の最終確認
basted fitting仮縫い状態での試着テーラー・ビスポークで使われる専門的な表現
baste fitting仮縫い状態での試着basted fitting と近い表現

日常的には fitting で十分通じます。

一方で、ビスポークスーツや専門的な服作りについて説明する場合は、basted fitting を使うとより正確です。

「仮縫い」と「しつけ縫い」の英語での違い

どちらもbastingで表せる

日本語では「仮縫い」と「しつけ縫い」は少し違うニュアンスで使われることがあります。

しかし、英語ではどちらも basting で表せることが多いです。

裁縫作業として、あとでほどく前提で一時的に縫う場合は、basting を使えば自然です。

日本語と英語の対応表

日本語英語意味
仮縫いbasting本縫い前に仮に縫うこと
仮縫いするbaste一時的に縫い合わせること
しつけ縫いbasting / basting stitch布を固定するための粗い仮縫い
仮縫いの縫い目basting stitch / basting stitches仮の縫い目
仮縫い糸basting thread仮縫いに使う糸
仮縫いで試着する工程fitting試着・サイズ調整
仮縫い状態でのフィッティングbasted fitting仮縫いされた服を着て確認する工程

「仮縫い」を英語で使うときの注意点

bastingとfittingを混同しない

「仮縫い」を英語にするときに特に注意したいのは、bastingfitting の使い分けです。

basting は、縫製作業そのものを指します。

一方で fitting は、服を着てサイズやシルエットを確認する工程を指します。

たとえば、自分で服を作っていて「本縫いの前に仮縫いした」と言うなら、bastingbaste を使います。

I basted the side seams before sewing them permanently.
本縫いする前に、脇の縫い目を仮縫いしました。

一方、ドレスショップで「明日、仮縫いがあります」と言うなら、fitting を使います。

I have a dress fitting tomorrow.
明日、ドレスの仮縫いがあります。

この場面で I have basting tomorrow. と言うと、不自然に聞こえる可能性があります。

なぜなら、お客さん側が受けるのは「縫う作業」ではなく「試着・調整の予約」だからです。

関連して覚えたい英語表現

tacking

tacking も「仮縫い」や「しつけ」に近い意味で使われることがあります。

動詞は tack です。

特にイギリス英語寄りの文脈では、tacking が使われることがあります。

tack the fabric together
布を仮留めする/仮縫いする

ただし、一般的な裁縫英語では basting の方がわかりやすい場合が多いです。

toile

toile は、本番の生地で作る前に、サイズや形を確認するための試作用の服を指します。

日本語では「仮縫い」「仮服」「トワル」などに近い意味で使われます。

特に服飾学校やデザイナーの文脈で出てきやすい言葉です。

muslin

muslin も、試作用の服を指す表現として使われます。

もともとは「モスリン」という布の名前ですが、アメリカ英語では、フィット確認用に作る試作服そのものを muslin と呼ぶことがあります。

toilemuslin は「仮縫い」という行為そのものではなく、「試作用に作った服」を指す点に注意しましょう。

まとめ

仮縫いの英語は文脈で使い分ける

「仮縫い」は英語で、基本的には basting といいます。

「仮縫いする」と動詞で言う場合は baste です。

ただし、オーダースーツやウェディングドレスなどで「仮縫いに行く」「仮縫いでサイズを確認する」という場合は、fitting を使うのが自然です。

さらに専門的に「仮縫い状態でのフィッティング」と言いたい場合は、basted fitting または baste fitting と表現できます。

覚え方

裁縫作業としての仮縫いなら、

basting

仮縫いするなら、

baste

試着・サイズ調整としての仮縫いなら、

fitting

仮縫い状態での試着を専門的に言うなら、

basted fitting

と覚えるとよいでしょう。

以上、仮縫いは英語でなんというのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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