出張や収納のときに悩むのが、ワイシャツのたたみ方。
雑にたたむとシワになりやすく、きちんと整えるのは意外と難しいものです。
ですが、ポイントさえ押さえれば、1分もかからずに形よく仕上げることができます。
ここでは、初心者でも失敗しない「基本のたたみ方」を順を追って解説します。
まずは下準備を整える
たたみやすいように、平らで清潔な場所を確保します。
テーブルやベッドの上が理想的です。
アイロンをかけた直後なら、しっかり冷めてからたたむのがポイント。
熱が残ったままだと、折り目が固定されてシワの原因になります。
- 上から2〜3個のボタンを留める:形が崩れず、前立てがズレにくくなります。
- 袖口のボタンも留める:袖が広がらず、たたみやすくなります。
全部のボタンを留める方法もありますが、スピード重視なら上記で十分です。
裏面(背中側)を上にして広げる
ワイシャツを裏面が上になるように広げます。
背中の中心が真ん中にくるように位置を整えましょう。
襟の根本がねじれないよう、軽く手でならしておくのがコツです。
この段階で全体のシワを軽く伸ばしておくと、仕上がりがグッと美しくなります。
右側の身頃と袖を折る
- 右肩のラインを基準に、右側の身頃を中心に向かって折ります。
- 袖は脇のあたりから斜め下に折るようにします。
袖口がシャツ本体からはみ出さない位置で止めるのがポイント。
この「少し斜めに折る」ひと手間で、シワが付きにくくなります。
同じ手順で左側も折り、左右対称になるように整えましょう。
裾を三分の一の位置で折り上げる
裾を上に持ち上げ、背中の三分の一程度の位置で折ります。
これで長方形の形ができるはずです。
- 収納用にたたむ場合:この状態でOK。
- 出張・旅行用にコンパクトにしたい場合:さらに半分に折っても良いですが、襟が潰れないよう注意しましょう。
スーツケースに入れるときは、襟を上にしてほかの衣類で軽く固定すると型崩れを防げます。
軽く押さえて仕上げる
たたみ終わったら、手のひらで全体をなでるように押さえ、空気を抜きます。
強く押しつぶすとシワが入るため、軽く整える程度で十分です。
最後に形を見直して、長方形のラインが真っ直ぐになっていれば完成です。
収納時のポイント
- よく着るシャツはハンガーに、季節外のものだけをたたんで保管すると便利。
- 引き出しに重ねるときは、一番上に置くと潰れにくくなります。
- 除湿剤を一緒に入れると、黄ばみやカビの防止にも効果的です。
出張バッグに入れる際は、シャツを数枚まとめてたたむことで、摩擦を分散させてシワを軽減できます。
まとめ:ポイントをおさらい
- 平らな場所で準備
- 背中側を上にして広げる
- 身頃と袖を左右対称に折る
- 裾を三分の一に折り上げる
- 軽く押さえて形を整える
この流れを覚えておけば、忙しい朝や旅行前でも迷いません。
たった1分で、見た目もスマートなワイシャツが完成します。
慣れてくれば、どんな素材のシャツでも同じ手順でキレイに仕上げられるようになります。
以上、ワイシャツの簡単なたたみ方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
