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タキシードのネクタイの結び方について

タキシードの首元は、スーツ以上にドレスコードの理解度が問われるポイントです。

見た目が似ていても、場の格を下げてしまう組み合わせもあれば、正しく選ぶことで一気に洗練された印象になります。

ここでは、

  • ブラックタイの正統ルール
  • 現代における許容範囲
  • それぞれの結び方と注意点

を整理し、「どの場でも間違えない判断基準」を軸に詳しく解説します。

目次

まず押さえるべき大前提|タキシードは“ブラックタイ”の装い

タキシードは本来、夜の準礼装(Black Tie)として確立された服装です。

そのため、首元の選択も「ネクタイを結ぶ」という発想ではなく、ブラックタイにふさわしいネックウェアを“装着する”という考え方が基本になります。

ただし近年は、

  • Black Tie Optional
  • Creative Black Tie
  • ウェディングやパーティーなどの慣習的緩和

といった背景から、正統ルール+現代的運用の両方を理解しておくことが重要です。

タキシードに合わせる首元の基本的な選択肢

結論から言うと、タキシードに合わせる首元は次の3つに大別できます。

  1. 蝶ネクタイ(ボウタイ)
  2. プラストロン(アスコット系)
  3. 黒のネクタイ(条件付き・例外的)

それぞれ、格式と適した場面が異なります。

蝶ネクタイ(ボウタイ)|最も正統で間違いのない選択

位置づけ

  • ブラックタイの基本中の基本
  • 招待状に「Black Tie」と明記されている場合は、これが事実上の正解

基本ルール

  • :黒
  • 素材:シルク(サテン、グログランなど)
  • 形状:手結びが理想(プレタイドも実用上は可)

蝶ネクタイ(手結び)の基本手順

  1. 首にかけ、左右の長さを少し変える
  2. 長い方を短い方の上に交差
  3. 短い方を横に折り、蝶の片側を作る
  4. 長い方を中央に垂らす
  5. 垂らした部分を折り返し、後ろの輪に通す
  6. 左右を引き締め、形を整える

※ 完全な左右対称である必要はありません。
わずかな歪みが、手結びならではの品格になります。

見た目を美しくするコツ

  • 蝶の幅は顔幅よりやや狭め
  • 首元に不自然なシワを作らない
  • シャツの襟に対して自然に収める

プラストロン(アスコット系)|正統ではないが場によっては選択肢

位置づけ

  • 華やかさはあるが、ブラックタイの正統解ではない
  • 結婚式(新郎)、演奏会、式典などで慣習的に使われることがある

注意点

  • 夜の公式晩餐や厳格なブラックタイ指定では避けるのが無難
  • 「タキシード=必ずプラストロンOK」ではない

基本的な結び方(簡略)

  1. 首にかけて左右同じ長さ
  2. 前でクロス
  3. 片側を内側から通して軽く結ぶ
  4. 胸元で広げ、ピンで固定

黒のネクタイ|現代的・例外的な選択肢

使用が考えられるケース

  • Black Tie Optional / Creative Black Tie
  • カジュアル寄りのパーティー
  • ドレスコードが明確でない場合

選ぶ際のポイント

  • :無地の黒
  • 素材:シルク
  • :避ける

結び方について

「この結び方しかダメ」という厳密な規定はありませんが、

  • 目立つ結び(フルウィンザーなど)は避ける
  • 控えめでコンパクトなノット

を意識するのが無難です。

※ 正統なブラックタイの場では、ネクタイ自体を避けるのが基本です。

シャツとの関係|ウィングカラーは唯一の正解ではない

  • ウィングカラーは伝統的フォーマル
  • ただし現代のブラックタイではターンダウンカラーも一般的

重要なのは「襟型より、首元全体がブラックタイとして成立しているか」という視点です。

避けたいNG例

  • ビジネス用ネクタイの流用
  • 派手な柄・色
  • 不必要に主張の強い結び方
  • カジュアル素材(ウールなど)
  • ネクタイピンの使用(避けるのが無難)

タキシードは足し算ではなく引き算の美学で完成します。

まとめ

シーン推奨
Black Tie 明記黒の蝶ネクタイ
結婚式(新郎)蝶ネクタイ/プラストロン(慣習次第)
Optional / Creative黒ネクタイも可
不明・迷う場合蝶ネクタイが最も安全

以上、タキシードのネクタイの結び方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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