喪服で飛行機に乗ってもいいのか

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結論からいうと、喪服を着たまま飛行機に乗っても問題ありません。

黒いスーツや礼服、ブラックフォーマル、黒いワンピースなどは一般的な衣類であり、喪服であることを理由に搭乗を断られることは通常ありません。

特別な申告や手続きも必要なく、ほかの服装と同じように空港へ行き、そのまま搭乗できます。

ただし、喪服そのものではなく、身につけている金属製品や持ち込む荷物、液体物などが保安検査の対象になることはあります。

利用する航空会社の手荷物ルールを守り、保安検査を受けられる状態であれば、喪服での搭乗を心配する必要はありません。

目次

喪服を着たまま飛行機に乗るメリット

到着後すぐに通夜や葬儀へ向かう場合は、最初から喪服を着て搭乗する方法が安心です。

到着後に着替える必要がない

喪服を着た状態で移動すれば、到着空港やホテル、葬儀会場の近くで着替える場所を探す必要がありません。

急な訃報で移動する場合や、到着から式の開始まで時間がない場合には、移動中から喪服を着ておくことで時間に余裕が生まれます。

預け荷物の遅れに備えられる

喪服を預け荷物に入れた場合、荷物の受け取りに時間がかかったり、乗り継ぎなどで荷物の到着が遅れたりする可能性があります。

喪服を着たまま搭乗していれば、荷物にトラブルが起きても、最低限の服装を整えた状態で葬儀へ向かえます。

到着後すぐに参列する予定がある場合は、喪服を着用するか、少なくとも必要な衣類を機内持ち込み手荷物に入れておくと安心です。

機内ではジャケットを脱いでもよい

飛行機の中で喪服のジャケットを脱いでも、マナー違反にはなりません。

喪服は通夜や葬儀の場で正式な服装を整えるためのものです。

空港や機内は葬儀会場ではないため、移動中にジャケットを脱いだり、男性がネクタイを緩めたりしても、一般的には問題ありません。

ジャケットのシワに注意する

ジャケットを座席上の収納棚へ入れると、ほかの荷物に押されてシワになることがあります。

シワを防ぐためには、次のような方法が考えられます。

  • 薄手の衣類カバーに入れる
  • 軽く畳み、自分のバッグの上に置く
  • 搭乗中は着たままにして前ボタンだけ外す
  • 到着後に衣類ブラシやシワ取り用品で整える

客室乗務員にジャケットを預かってもらえる場合もありますが、すべての便や座席で対応してもらえるとは限りません。

預かってもらえることを前提にせず、自分で収納できる準備をしておきましょう。

喪服のシワや着崩れを防ぐ方法

長時間座っていると、ジャケットやスラックス、スカート、ワンピースなどにシワがつくことがあります。

特にシワがつきやすいのは、背中、腰回り、肘、膝裏などです。

シワになりにくい素材を選ぶ

飛行機での移動が分かっている場合は、シワになりにくい素材や、ストレッチ性のある喪服を選ぶと負担を減らせます。

携帯用の衣類ブラシを持参しておけば、到着後にホコリや毛羽立ちを整えることもできます。

シワ取りスプレーの持ち込みに注意する

シワ取りスプレーを持参する場合は、容器や内容量、製品の種類に注意が必要です。

特に国際線では、機内へ持ち込む液体物について、原則として1容器100ミリリットル以下などの制限があります。

また、エアゾールタイプの製品は、液体物の規定だけでなく、危険物としての制限を受ける場合があります。

ポンプ式とエアゾール式では扱いが異なることがあるため、判断に迷う場合は航空会社へ確認しましょう。

喪服用のバッグやガーメントバッグは持ち込める

黒いフォーマルバッグやガーメントバッグも、規定の範囲内であれば機内へ持ち込めます。

ただし、礼服を入れているからといって、手荷物の個数に数えられないわけではありません。

通常の機内持ち込み手荷物として扱われます。

手荷物の個数に注意する

一般的な航空会社では、機内に持ち込める荷物として、身の回り品1個と規定サイズ内の手荷物1個を認めています。

そのため、次のように荷物を分けると、個数制限を超える可能性があります。

  • キャリーケース
  • ガーメントバッグ
  • フォーマルバッグ

小さなフォーマルバッグは、搭乗時にはキャリーケースや大きめのバッグの中へ入れ、到着後に取り出すと荷物をまとめやすくなります。

LCCや海外の航空会社では、重量や個数の制限が厳しい場合があります。

搭乗前に利用する航空会社の手荷物規定を確認してください。

数珠やふくさ、香典は機内に持ち込める

一般的な数珠やふくさ、香典袋は、通常どおり機内へ持ち込めます。

特別な申告も必要ありません。

数珠は手荷物で管理する

数珠は壊れたり紛失したりすると困るため、預け荷物ではなく、フォーマルバッグや手提げバッグに入れて手元で管理するのがおすすめです。

数珠に小さな金属部品が使われていても、通常は過度に心配する必要はありません。

ただし、ポケットに入れたままではなく、バッグの中に収納して保安検査を受けるとスムーズです。

香典は預け荷物に入れない

香典として持参する現金は、預け荷物ではなく、必ず自分の手元で管理しましょう。

現金や貴重品は、紛失や盗難、荷物の遅延などを避けるためにも、機内持ち込み手荷物に入れるのが基本です。

国内の葬儀で一般的な金額の香典を持参する場合、特別な手続きは通常必要ありません。

パールネックレスやアクセサリーは着用できる

女性が喪服に一連のパールネックレスを合わせたまま搭乗しても問題ありません。

一般的なパールネックレスや小さなアクセサリーは、そのまま着用できます。

ただし、高価なものについては、紛失や破損を防ぐため、ケースに入れて手荷物で管理し、到着後に着用する方法も安心です。

留め具や金属部品が保安検査で確認される可能性はありますが、小さな金属部品が必ず反応するわけではありません。

過度に心配する必要はないでしょう。

ベルトや腕時計などの金属製品に注意する

喪服そのものが保安検査で問題になることはありませんが、身につけている金属製品が確認の対象になる場合があります。

たとえば、次のようなものです。

  • ベルトのバックル
  • 腕時計
  • ネクタイピン
  • カフスボタン
  • ブローチ
  • スマートフォン
  • 小銭

これらが必ず金属探知機に反応するわけではありませんが、外しやすいものは保安検査前にバッグやトレーへ入れておくと、検査をスムーズに受けられます。

空港や検査設備によって方法が異なるため、現地では係員の案内に従ってください。

黒いパンプスや革靴で搭乗してもよい

黒いパンプスや革靴、ローファーなどを履いたまま搭乗しても問題ありません。

ただし、空港内は移動距離が長くなることがあり、慣れていないパンプスや硬い革靴では足が疲れやすくなります。

移動用の靴を用意する方法もある

移動中は歩きやすい黒い靴を履き、葬儀用のパンプスや革靴を手荷物に入れておき、到着後に履き替える方法もあります。

靴を手荷物に入れる場合は、衣類が汚れないように靴袋などへ収納しましょう。

機内で靴を脱ぐことが一律に禁止されているわけではありませんが、周囲への配慮が必要です。

靴を通路に置いたり、緊急時にすぐ履けない状態にしたりすることは避けましょう。

普段着で搭乗して現地で着替えてもよい

喪服を着ず、普段着や動きやすい服装で飛行機に乗り、到着後に着替えても問題ありません。

時間に余裕がある場合や長時間のフライトでは、移動中の快適さを優先する方法も現実的です。

空港の更衣スペースを事前に確認する

空港によっては、更衣室やフィッティングスペースが設けられている場合があります。

ただし、すべての空港やターミナルに専用の更衣室があるわけではありません。

設備の有無や場所は、利用する空港の公式サイトで事前に確認してください。

多目的トイレは、障害のある方や介助を必要とする方、乳幼児連れの方などを優先する設備です。

着替えだけを目的に長時間利用することは避けましょう。

着替える場合も最低限の物は手荷物に入れる

喪服を預け荷物に入れる場合でも、葬儀に必要なものすべてを預けるのは避けたほうが安心です。

最低限、次のものは機内持ち込み手荷物に入れておくとよいでしょう。

  • 香典
  • 財布や身分証明書
  • 数珠
  • ふくさ
  • 黒いネクタイ
  • 黒いストッキング
  • 白いシャツや黒いブラウス
  • 葬儀会場の案内

女性の場合は、黒いストッキングが伝線したときに備えて、予備を1足用意しておくと安心です。

和装の喪服でも搭乗できる

着物の喪服で飛行機に乗ることも可能です。

ただし、帯を締めた状態で長時間座ると苦しくなったり、着崩れやシワが起きたりする可能性があります。

草履で空港内を長く歩くことも負担になりやすいため、洋服で移動し、到着後に着付けをする方法が現実的です。

かんざしなど先端のある物に注意する

かんざしや金属製の髪飾りは、形状によって保安検査で確認されることがあります。

特に長く尖ったものや、人を傷つけるおそれがある形状のものは、機内へ持ち込めない可能性があります。

預け荷物として運べる場合もありますが、形状や材質によって扱いが異なるため、持参する場合は航空会社へ事前に確認しましょう。

夏や冬に喪服で搭乗する場合の注意点

季節によっては、空港や機内と屋外の気温差が大きくなります。

夏は冷房対策をする

夏でも、空港や機内は冷房が強く感じられることがあります。

薄手のジャケットや黒いカーディガン、落ち着いた色のストールなどを持参すると安心です。

移動中に上着を脱ぐことは問題ありませんが、葬儀会場へ入る前には正式な服装へ整えましょう。

冬は落ち着いた色のコートを選ぶ

冬は黒、濃紺、濃いグレーなど、派手でない色のコートであれば一般的に問題ありません。

必ずしも黒一色でなければならないわけではありませんが、強い光沢や派手な柄、大きな金具、毛皮などは避けるのが無難です。

コートは葬儀会場へ入る前に脱ぐのが基本です。

葬儀当日に飛行機で移動するときの注意点

葬儀当日に飛行機で移動する場合は、服装だけでなく、遅延や欠航への備えが重要です。

飛行機は、天候や機材、空港の混雑などによって到着が遅れることがあります。

可能であれば前日に移動するか、式の開始時刻よりもかなり早く到着する便を選びましょう。

時間に余裕のある便を選ぶ

当日移動しかできない場合は、できるだけ早い時間帯の便を選ぶのが安心です。

空港から葬儀会場までの移動時間も含めて、十分な余裕を持たせてください。

親族に移動予定を伝える

喪主や親族には、利用する便名、到着予定時刻、空港からの移動手段などを伝えておきましょう。

遅延や欠航が発生した場合にも、連絡を取りやすくなります。

保安検査場には早めに向かう

喪服だから検査に時間がかかるわけではありませんが、空港の混雑や手荷物の確認、金属製品などによって、通常より時間がかかることがあります。

オンラインチェックインを利用し、保安検査場へ早めに向かうと安心です。

おすすめの搭乗スタイル

到着後すぐに葬儀へ向かう場合は、喪服を着用し、機内では一部を外して過ごす方法がおすすめです。

男性の場合

男性は、白いシャツと黒いスラックスで搭乗し、ジャケットと黒いネクタイを手荷物に入れておくと、移動中の負担を減らせます。

到着後にジャケットとネクタイを着用し、服のシワや髪型を整えれば、そのまま葬儀会場へ向かえます。

女性の場合

女性は、黒いワンピースやセットアップで搭乗し、ジャケットやパールネックレス、フォーマルバッグを手荷物に入れておくと便利です。

到着後にジャケットやアクセサリーを着用し、ストッキングや靴、髪型を確認してから会場へ向かいましょう。

喪服で飛行機に乗ることはマナー違反ではない

一般的な喪服で飛行機に乗ることは、マナー違反でも航空会社の規則違反でもありません。

到着後すぐに通夜や葬儀へ向かうのであれば、喪服を着たまま搭乗する方法が確実です。

一方、時間に余裕があり、着替える場所を確保できる場合は、普段着で移動して現地で着替えても問題ありません。

どちらを選ぶ場合でも、香典、数珠、ふくさ、黒いネクタイ、ストッキングなど、葬儀に欠かせないものは手荷物として管理しておくと安心です。

また、ガーメントバッグやフォーマルバッグは通常の手荷物として扱われるため、個数やサイズ、重量の制限を事前に確認してください。

以上、喪服で飛行機に乗ってもいいのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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