卒業式にポケットチーフを合わせるなら、意識したいのは清潔感・上品さ・控えめな華やかさです。
卒業式はフォーマルな式典ですが、結婚式やパーティーほど華やかに装う場ではありません。
そのため、ポケットチーフも派手に見せるより、スーツ全体をきちんと整えるためのアクセントとして使うのが基本です。
最も無難でおすすめなのは、白無地のポケットチーフをTVフォールドで入れる方法です。
少し華やかさを出したい場合はワンピークス、格式を出したい場合はスリーピークスも選択肢になります。
卒業式におすすめのポケットチーフの折り方
TVフォールド
TVフォールドは、ポケットチーフの端を水平に見せるシンプルな折り方です。
派手さはありませんが、清潔感があり、卒業式のような式典に非常に向いています。
保護者、教職員、来賓、卒業生のいずれの立場でも使いやすく、迷った場合はTVフォールドを選ぶと失敗しにくいです。
特に、ネイビーやグレーのスーツに白無地のポケットチーフを合わせる場合は、TVフォールドにすることで落ち着いた上品な印象になります。
TVフォールドの折り方
- ポケットチーフを四角く広げます。
- 左右を半分に折り、長方形にします。
- 胸ポケットの幅に合わせて、さらに左右を折ります。
- ポケットの深さに合わせて下部分を折り返します。
- 胸ポケットに入れ、上端が水平に見えるように整えます。
見せる幅は、5mm〜1.5cm程度が目安です。
卒業式では出しすぎるよりも、控えめに見せる方が上品です。
ワンピークス
ワンピークスは、ポケットチーフの角を1つだけ山のように見せる折り方です。
TVフォールドより少し華やかですが、派手になりすぎにくいため、卒業式にも使いやすい折り方です。
卒業生や若い方、少しフォーマル感を出したい保護者に向いています。
式典らしさを保ちながら、程よく華やかな印象を加えられます。
ただし、山を高く出しすぎると目立ちやすくなるため、卒業式では控えめに整えるのがおすすめです。
ワンピークスの折り方
- ポケットチーフをひし形になるように広げます。
- 下の角を上の角に合わせて三角形に折ります。
- 左右の角を内側に折り、胸ポケットの幅に合わせます。
- 下部分を折り返し、ポケットの深さに調整します。
- 角が1つだけ見えるように胸ポケットへ入れます。
山の高さは、2cm前後に抑えると自然です。
角が斜めになりすぎるとカジュアルに見えやすいため、中心にきれいな山が出るように整えましょう。
スリーピークス
スリーピークスは、ポケットチーフの角を3つ見せる折り方です。
礼装感があり、華やかさと格式を出しやすいのが特徴です。
卒業式でも使えますが、TVフォールドやワンピークスに比べると少し改まった印象になります。
来賓や式典で挨拶をする立場の方には特に向いています。
一般の保護者や卒業生が使う場合も問題ありませんが、山を大きく出しすぎると結婚式のような華やかさが出やすいため、控えめに見せるのがポイントです。
スリーピークスの折り方
- ポケットチーフをひし形に広げます。
- 下の角を上に折り、三角形を作ります。
- 角を少しずらして折り、山が2つ見えるようにします。
- さらにもう一度ずらし、山が3つ見えるように整えます。
- 左右を内側に折り、胸ポケットの幅に合わせます。
- 下部分を折り返し、ポケットの深さに調整します。
- 3つの山がバランスよく見えるように胸ポケットへ入れます。
スリーピークスは、チーフにある程度のハリがないと形が崩れやすいです。
卒業式で使う場合は、白無地のリネンチーフを選ぶときれいに整えやすくなります。
卒業式に適したポケットチーフの色
最も無難なのは白
卒業式で最もおすすめなのは、白無地のポケットチーフです。
白は清潔感があり、フォーマルな式典にふさわしい色です。
ネイビー、グレー、ブラックなどのスーツとも合わせやすく、ネクタイの色柄を邪魔しません。
特に保護者や教職員、来賓として出席する場合は、白を選ぶと落ち着いた印象になります。
柔らかい印象にしたいならシルバーグレー
白よりも少し柔らかく見せたい場合は、シルバーグレーもおすすめです。
シルバーグレーは控えめな華やかさがあり、ネイビーやチャコールグレーのスーツとよく合います。
白ほどはっきりとした印象にしたくない場合に使いやすい色です。
華やかさを加えるなら淡い色
卒業生や若い方で、少し明るさを出したい場合は、淡いブルー、淡いピンク、淡いラベンダーなども選択肢になります。
ただし、卒業式では原色や強い柄は避けた方が無難です。
淡い色を使う場合も、スーツやネクタイとのバランスを見ながら、控えめに取り入れることが大切です。
卒業式におすすめのポケットチーフの素材
フォーマル感を重視するならリネン
卒業式で最もおすすめの素材は、リネンです。
リネンはハリがあり、TVフォールドやピークス系の折り方がきれいに決まりやすい素材です。
白無地のリネンチーフは、フォーマル感と清潔感を出しやすく、卒業式に非常に向いています。
迷った場合は、白無地のリネンチーフを選ぶとよいでしょう。
扱いやすさを重視するならコットン
コットンのポケットチーフも卒業式に使えます。
リネンほど礼装感は強くありませんが、清潔感があり、折り目もつけやすいため初心者にも扱いやすい素材です。
普段のスーツにもなじみやすく、自然な印象に仕上がります。
華やかさを出すならシルク
シルクは光沢があり、華やかな印象を出しやすい素材です。
ただし、卒業式では光沢が強すぎると目立ちやすくなる場合があります。
シルクを選ぶ場合は、白やシルバーグレーなど、落ち着いた色を選ぶと上品にまとまります。
また、シルクは柔らかいため、TVフォールドやスリーピークスよりも、ふんわり見せる折り方に向いています。
きちんとした形を作りたい場合は、リネンやコットンの方が扱いやすいです。
立場別に見るおすすめの折り方
卒業生の場合
卒業生には、TVフォールドまたはワンピークスがおすすめです。
落ち着いた印象にしたい場合はTVフォールド、少し華やかさを出したい場合はワンピークスが向いています。
スーツがネイビーやグレーであれば、白のポケットチーフを合わせると、若々しさとフォーマル感のバランスが取れます。
派手な色柄や大きく広げる折り方は、式典では目立ちすぎることがあるため控えめにしましょう。
保護者の場合
保護者には、TVフォールドが最もおすすめです。
卒業式では、子どもが主役です。
そのため、保護者の装いは華やかさよりも、落ち着きや品のよさを重視すると好印象です。
白無地のリネンチーフをTVフォールドで入れると、きちんと感がありながらも控えめにまとまります。
少し格式を出したい場合はスリーピークスも使えますが、山は低めに整えると自然です。
教職員の場合
教職員には、TVフォールドが向いています。
教職員は式典を支える立場のため、華やかさよりも清潔感や信頼感を重視した装いが適しています。
白またはシルバーグレーのポケットチーフを控えめに見せると、落ち着いた印象になります。
ワンピークスやスリーピークスも使えますが、学校の雰囲気が厳格な場合はTVフォールドが最も安心です。
来賓の場合
来賓には、TVフォールドまたはスリーピークスがおすすめです。
落ち着いた印象にしたい場合はTVフォールド、式典らしい格式を出したい場合はスリーピークスが向いています。
ただし、スリーピークスを選ぶ場合も、山を大きく出しすぎないことが大切です。
白無地のチーフを使い、控えめに整えると品よくまとまります。
卒業式で避けたいポケットチーフの折り方
パフドスタイル
パフドスタイルは、ポケットチーフをふんわり丸く見せる折り方です。
柔らかく華やかな印象になりますが、ややカジュアルに見えやすい面もあります。
卒業式で完全に使えないわけではありませんが、保護者や教職員、来賓として出席する場合は、TVフォールドやピークス系の方が式典に適しています。
クラッシュドスタイル
クラッシュドスタイルは、チーフの角を無造作に見せる折り方です。
おしゃれな印象はありますが、パーティーやカジュアルなジャケットスタイル向きです。
卒業式ではラフに見えやすいため、避けた方が無難です。
派手な色柄や大きすぎる見せ方
卒業式では、ポケットチーフだけが目立ちすぎないようにすることが大切です。
原色、派手な柄、光沢の強い素材、大きく広げる折り方は、式典では浮いて見える場合があります。
華やかさを出す場合も、色味や見せる分量は控えめにしましょう。
スーツやネクタイとの合わせ方
ネイビースーツの場合
ネイビースーツには、白のポケットチーフがよく合います。
清潔感があり、卒業式らしい落ち着いた印象になります。
ネクタイはシルバー、ネイビー、グレー、ボルドー、淡いブルーなどが合わせやすいです。
チーフはネクタイと完全に同じ色柄にする必要はありません。
むしろ、白無地でシンプルにまとめた方がフォーマルに見えます。
グレースーツの場合
グレースーツには、白、シルバーグレー、淡いブルーのポケットチーフが合わせやすいです。
チャコールグレーのスーツに白のTVフォールドを合わせると、落ち着きと清潔感が出ます。
保護者や教職員にも向いている組み合わせです。
ブラックスーツの場合
ブラックスーツには、白のポケットチーフが合います。
ただし、黒のスーツは全体が重く見えやすいため、ネクタイの色で少し柔らかさを出すとバランスが取りやすくなります。
シルバー、グレー、ネイビー、落ち着いたエンジなどのネクタイを合わせると、式典らしい印象になります。
ポケットチーフをきれいに見せるコツ
見せる分量を控えめにする
卒業式では、ポケットチーフを大きく出しすぎないことが大切です。
TVフォールドなら5mm〜1.5cm程度、ワンピークスなら2cm前後を目安にすると上品に見えます。
スリーピークスも、山を高く出しすぎず、控えめに整えると式典向きになります。
胸ポケットの幅に合わせて調整する
ポケットチーフは、胸ポケットの幅に合っていないと、形が崩れたり、斜めになったりしやすくなります。
折るときは、ポケットの幅より少し細めに整えると入れやすくなります。
入れた後は、ポケットの縁とチーフのラインがきれいにそろっているか確認しましょう。
チーフが沈まないようにする
胸ポケットが深い場合、ポケットチーフが中に沈んでしまうことがあります。
その場合は、下部分を多めに折り返して厚みを作ると安定しやすくなります。
どうしても沈む場合は、見えない位置に薄い紙やティッシュを入れて高さを調整してもよいでしょう。
ネクタイと完全に同じ柄にしない
ポケットチーフとネクタイを完全に同じ柄でそろえると、セット感が強くなり、少し作り込みすぎた印象になることがあります。
卒業式では、ネクタイに色柄がある場合は、チーフを白無地にすると全体がまとまりやすくなります。
チーフはネクタイと「同じ」にするのではなく、スーツ全体になじませる意識で選ぶと自然です。
卒業式で最も失敗しにくい組み合わせ
卒業式で迷った場合は、次の組み合わせがおすすめです。
ネイビーまたはチャコールグレーのスーツ
+ 白無地のリネンポケットチーフ
+ TVフォールド
+ 見せ幅5mm〜1.5cm程度
この組み合わせなら、清潔感があり、式典らしい落ち着いた印象になります。
保護者、教職員、来賓、卒業生のいずれにも合わせやすく、派手になりすぎる心配も少ないです。
少し華やかさを出したい場合はワンピークス、格式を出したい場合はスリーピークスを選ぶとよいでしょう。
ただし、卒業式では主役や式典の雰囲気を大切にし、ポケットチーフはあくまで控えめなアクセントとして取り入れるのが基本です。
以上、卒業式に適したポケットチーフの折り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








