セーラー服は、学校制服として広く知られている衣服ですが、細かく見るといくつかの部位に分かれています。
ここでは、学校制服のセーラー服を前提に、よく使われる名称を中心に、必要に応じて服飾用語も交えながら整理して説明します。
セーラー服の主な構成
セーラー服は、大きく分けると次の要素で構成されます。
- 襟まわり
- 胸元のパーツ
- 身頃
- 袖まわり
- 裾
- スカート
この中でも、特にセーラー服らしさを決めるのは、セーラー襟・胸当て・スカーフです。
セーラー襟
セーラー服でもっとも特徴的な部分です。
一般に セーラー襟、または セーラーカラー と呼ばれます。
特徴
- 背中側に大きく広がる形をしている
- 前は胸元に向かって開く
- 学校ごとに大きさや形が異なる
補足
説明の都合で「襟の前側」「襟の後ろ側」と言うことはありますが、前襟・後ろ襟という呼び方が、標準的な部位名として固定しているわけではありません。
セーラーテープ(襟のライン)
セーラー襟や胸当て、カフスなどに入っている線状の飾りです。
日常的には「ライン」と言って通じますが、より正確には セーラーテープ と呼ばれます。
特徴
- 1本線、2本線、3本線などがある
- 白・紺・黒など色の違いがある
- 学校ごとのデザイン差が出やすい
補足
普段の会話では「襟のライン」で問題ありませんが、部位名として少し丁寧に言うなら セーラーテープ がより適切です。
胸当て
胸元の内側にある布部分です。
セーラー服ではよく使われる名称で、胸当て と呼ばれます。
役割
- 胸元を整える
- 開き部分の見た目をきれいにする
- スカーフとの組み合わせで制服らしい印象を作る
補足
デザインによっては、
- 胸当てがあるもの
- 胸当てがないもの
- 取り外し式のもの
があります。
スカーフ
胸元で結ぶ布です。
伝統的なセーラー服では、ここは スカーフ が基本です。
特徴
- 胸元で結ぶ
- 色によって学校や学年の違いを表すこともある
- セーラー服らしい印象を強くする
補足
学校によってはリボン型やタイ型のものもあります。
ただし、セーラー服本来の文脈で中心になる名称は、まず スカーフ と考えるとわかりやすいです。
身頃
服の胴体部分を 身頃 といいます。
これはセーラー服に限らず、服全般で使われる服飾用語です。
分け方
- 前身頃:前側の胴体部分
- 後ろ身頃:後ろ側の胴体部分
役割
- 服全体の土台になる
- シルエットを作る
- 着心地に関わる
袖
腕を通す部分です。
セーラー服では、半袖・長袖など季節によって形が変わります。
種類
- 半袖
- 長袖
補足
夏服と冬服では、袖丈や素材が大きく違うことがあります。
袖口
袖の先端部分です。
位置を表す名称としては 袖口 が基本です。
役割
- 袖の終わり部分を整える
- デザインのアクセントになる
カフス
袖口についている切り替え部分、帯状のパーツを カフス といいます。
注意点
袖口 と カフス は同じ意味ではありません。
- 袖口:袖の先端の位置
- カフス:その部分につくパーツ
セーラー服では、袖先にライン入りの切り替えがある場合、その部分をカフスと呼ぶことがあります。
裾
上衣のいちばん下の端を 裾 といいます。
役割
- 上衣の長さを決める
- スカートとのバランスを整える
スカート
セーラー服の下衣部分です。
学校制服では、プリーツスカートが一般的です。
主な関連用語
- ウエスト部分
- プリーツ
- スカートの裾
プリーツ
スカートのひだ部分です。
セーラー服そのものの上衣パーツではありませんが、制服全体を説明するときには重要な要素です。
補足
プリーツには種類がありますが、「セーラー服の各部位の名称」という意味では、まず プリーツ を押さえれば十分です。
前立て
前立て は服飾用語で、前開き部分の重なりや補強部分を指します。
注意点
これは用語としては正しいですが、すべてのセーラー服に必ずある主要部位とは言えません。
そのため、セーラー服の基本パーツとして最初に覚える必要はありません。
前開き式のデザインを説明するときに使う補助的な用語と考えると自然です。
補助的な服飾用語
以下は服全般で使われる用語で、セーラー服にも当てはまります。
アームホール
袖と身頃がつながる部分です。
日本語では 袖ぐり とも言います。
肩線
前身頃と後ろ身頃をつなぐ肩の線です。
注意点
これらは服飾構造としては正しい用語ですが、一般的に「セーラー服の部位」として最初に覚える名称ではありません。
洋裁や構造説明では使いますが、制服の見た目を説明する場面では優先度は下がります。
校章・ポケットなど
セーラー服には、学校によって次のような要素が付くことがあります。
- 校章
- 胸ポケット
- ボタン
注意点
これらは存在する場合がありますが、セーラー服の必須部位というよりは、学校やデザインによって付く付属要素 と考えるのが適切です。
セーラー服の主要な部位を簡潔にまとめると
セーラー服の名称として、まず基本として押さえやすいのは次の部分です。
- セーラー襟
- セーラーテープ(襟のライン)
- 胸当て
- スカーフ
- 身頃
- 前身頃
- 後ろ身頃
- 袖
- 袖口
- カフス(ある場合)
- 裾
- スカート
- プリーツ
わかりやすく言い換えると
かなり簡単に表現すると、次のようになります。
- 首まわりの大きな特徴的な襟 → セーラー襟
- 襟や袖に入っている線 → セーラーテープ
- 胸元の布 → 胸当て
- 胸元で結ぶ布 → スカーフ
- 胴体部分 → 身頃
- 腕の部分 → 袖
- 袖の先 → 袖口
- 袖先の切り替え部分 → カフス
- 上衣の下端 → 裾
- 下半身のひだ入りの衣服 → プリーツスカート
まとめ
セーラー服の部位名を正確さ重視で言うなら、中心になるのは次の名称です。
最重要
- セーラー襟
- 胸当て
- スカーフ
服本体の基本名称
- 身頃
- 前身頃
- 後ろ身頃
- 袖
- 袖口
- 裾
デザイン上よく出る名称
- セーラーテープ
- カフス
- プリーツ
補助的な服飾用語
- 前立て
- アームホール(袖ぐり)
- 肩線
以上、セーラー服の各部位の名称についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










