ブレザーの校章の付け方は、学校ごとの指定と校章の種類によって変わります。
そのため、まず大前提として大切なのは、「一般的な付け方」よりも学校指定を優先することです。
同じ「校章」という言葉でも、実際には次のようにいくつかのタイプがあります。
- 金属のバッジタイプ
- 襟に付ける章
- 胸ポケット付近に付ける章
- 布製のワッペンやエンブレム
- あらかじめ制服に縫い付けられているタイプ
このように形や仕様が違うため、付け方も一律ではありません。
まずはどのタイプの校章かを確認することが大切です。
最初に確認したいこと
校章を付ける前に、次の点を確認しておくと失敗しにくくなります。
校章の種類
代表的なのは次のようなタイプです。
金属バッジタイプ
裏に針と留め具が付いているタイプです。
もっともよく見られる形式のひとつで、裏側からキャッチで留めるものが多いです。
安全ピンタイプ
安全ピンのような構造で留めるタイプです。
金属章というより、補助章や簡易的な記章で見られることがあります。
布製ワッペン・エンブレムタイプ
糸で縫い付けるものや、制服店で取り付け済みになっているものがあります。
学校によっては、これを「校章」と呼ぶ場合もあります。
その他のタイプ
襟専用の章や、学校独自の仕様のものもあります。
そのため、見た目だけで自己判断せず、配布時の説明や在校生の着用例を確認するのが安心です。
付ける位置
校章の位置は学校によって異なります。
よくある例としては、次のような位置があります。
- 胸ポケットの中央付近
- 胸ポケットの上
- 左右どちらかの襟
- 学年章やクラス章と並べて指定位置に付ける
- ブレザーではなく、シャツやベストに付ける
ただし、これらはあくまで例です。「左胸に付けることが多い」と言われることはありますが、学校差が大きいため、一般論として断定はできません。
位置がわからない場合は、次のようなものを確認すると確実です。
- 入学案内
- 生徒手帳
- 制服購入時の説明
- 学校指定店の案内
- 在校生の着用例
- 担任や事務室からの説明
向き
校章は上下が分かりにくいものもあります。
文字が入っていれば判断しやすいですが、紋章のみの場合は逆さまに付けてしまうこともあります。
向きが不安なときは、次の方法で確認できます。
- 配布時の台紙や袋を見る
- 制服写真を見る
- 同じ制服の着用例を見る
- 指定店や学校に確認する
金属バッジタイプの付け方
金属製の校章で、針を通して裏から留めるタイプの場合は、次のように付けます。
用意すると便利なもの
- 校章
- 鏡
- 定規
- 仮位置を決めるための小さな目印
- 必要なら家族などの確認
手順
位置を確認する
まず、学校指定の位置を確認します。
位置が決まっている場合は、それに合わせます。
ブレザーを整える
机の上など平らな場所に置いて、シワやねじれがない状態にします。
着た状態と平置きでは見え方が変わることがあるため、最後は着用して確認するのが理想です。
針を通す
針を布に通し、裏側で留め具を固定します。
ただし、これは裏側にキャッチを付けるタイプに当てはまる方法です。
安全ピン式など、構造が異なる場合はその仕様に従います。
このときは、生地を必要以上に大きくすくいすぎず、表面がつれない程度に適切な厚みを通すことが大切です。
浅すぎると不安定になり、深すぎると引きつれや形崩れの原因になることがあります。
裏側でしっかり固定する
キャッチや留め具がきちんと止まっているか確認します。
金属バッジは、留め具が甘いと通学中に外れてしまうことがあります。
着用して確認する
最後にブレザーを着て、鏡でまっすぐ付いているか確認します。
平置きでは整って見えても、着ると少し傾いて見えることがあります。
安全ピンタイプの付け方
安全ピン式の場合は、通常のピンバッジとは少し違います。
手順
- 指定位置を確認する
- ピンを開く
- 生地を適切な厚みだけすくう
- ピンを閉じる
- 表から見て傾きやシワを確認する
注意点
胸ポケット付近に付ける場合は、ポケットの内布まで一緒に留めてしまわないように注意が必要です。
ここを留めてしまうと、ポケットが使いにくくなったり、見た目が不自然になったりします。
布製ワッペン・エンブレムタイプの付け方
布製の場合は、縫い付けるタイプと、あらかじめ処理されているタイプがあります。
縫い付ける場合の基本
- まず位置を決める
- まち針やしつけ糸で仮止めする
- 縁に沿って丁寧に縫う
- 縫い終わったら歪みがないか確認する
糸の色は、できるだけ校章の縁や生地に近い色を使うと目立ちにくくなります。
注意点
ポケットの上に付ける場合は、ポケット口を縫い閉じないことが大切です。
また、校章という言葉であっても、実際には校章そのものではなく、ブレザー用のエンブレムを指している場合もあります。
そのため、「校章=必ず金属バッジ」とは限りません。
アイロン接着について
布製章の中には接着加工されているものもありますが、ブレザーに関しては注意が必要です。
制服の生地は熱に弱い場合があり、自己判断でアイロンを当てると、テカリや変形の原因になることがあります。
そのため、アイロン接着が必要そうに見えても、説明がはっきりしない場合は、すぐに熱で付けようとせず、
- 学校の指示を確認する
- 制服店に確認する
- 縫い付け指定かどうかを確認する
という順で確認したほうが安全です。
きれいに付けるコツ
校章をきれいに付けるには、次の点が役立ちます。
位置を先に決める
いきなり針を通すより、先に位置を確認したほうが失敗が少なくなります。
平置きと着用の両方で見る
机の上ではまっすぐでも、着ると傾いて見えることがあります。
何度も刺し直さない
生地によっては、何度も刺し直すと針穴が目立つことがあります。
できるだけ位置を決めてから一度で付けるほうがきれいです。
留め具のゆるみを確認する
金属バッジは、留め具がゆるいと落下しやすくなります。
ときどき状態を見直すと安心です。
外した跡が気になるとき
ピン穴が少し気になる場合は、まず指で生地目をやさしく整えます。
それでも気になる場合は、素材や洗濯表示を確認したうえで、ごく慎重に対応する必要があります。
ただし、制服生地は熱や圧力に弱いこともあるため、自己判断で強くアイロンを当てるのは避けたほうが安全です。
不安がある場合は、制服店やクリーニング店に相談したほうが安心です。
迷ったときの考え方
校章の付け方で迷った場合は、一般論だけで決めず、次の順で確認すると失敗しにくくなります。
- 学校の案内や生徒手帳を見る
- 制服購入時の説明を確認する
- 学校指定店に聞く
- 在校生の付け方を見る
- 担任や学校に確認する
制服は学校ごとのルールが強いため、最終的にはその学校の運用が基準になります。
まとめ
ブレザーの校章は、種類・位置・固定方法が学校ごとに違うため、まずは学校指定を確認することが大切です。
金属バッジなら針と留め具で固定することが多く、布製なら縫い付ける場合があります。
ただし、「校章」という言葉が金属章を指すのか、布製エンブレムを指すのかでも扱いが変わります。
また、付ける際は次の点に注意すると失敗しにくくなります。
- 位置を自己判断で決めつけない
- 向きを確認する
- ポケットの内布を一緒に留めない
- 生地を傷めないようにする
- 最後は着用して確認する
以上、ブレザーの校章の付け方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。









