ブレザーの男女のボタンの違いについて

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ブレザーの男女のボタンについて語るときは、主に次の2点を分けて考えると分かりやすいです。

  • 前合わせの向き
  • ボタンの数と留め方

このうち、男女差として最もはっきりしているのは 前合わせの向き です。

目次

男女で違うのは、まず「ボタンが付く側」

一般的に、ジャケットやブレザーでは

  • メンズ:着る人から見て 右側にボタン
  • レディース:着る人から見て 左側にボタン

という作りが伝統的です。

つまり、男性用と女性用では前合わせが逆 になっているのが基本です。

ただし、これはあくまで長く定着してきた一般的な慣習であり、現代ではすべての商品に厳密に当てはまるわけではありません。

ユニセックス仕様やジェンダーレス設計では、この区別が弱いものや、例外的なデザインもあります。

なぜ男女で前合わせが逆なのか

この点はよく話題になりますが、理由ははっきり確定していません。

よく知られている説としては、

  • 男性服は自分で着ることを前提に発達し、右利きで扱いやすい向きになったという説
  • 女性服は昔、召使いに着せてもらう上流階級の習慣が影響したという説
  • 騎乗や武装など、昔の生活様式と関係しているという説

などがあります。

ただし、これらは有力な仮説の一部であって、「これが唯一の正しい理由」と断定できるものではありません。

そのため、実用的には“歴史的にメンズとレディースでボタンの向きが逆になっている”と理解しておくのがいちばん正確です。

ボタンの数に男女で厳密な違いはあるのか

ここは少し誤解されやすいところです。

前合わせの左右には男女差がありますが、ボタンの数そのものに、男女で絶対的な固定ルールがあるわけではありません。

メンズブレザーに多い形

メンズでは、テーラード型のブレザーは主に

  • 2つボタン
  • 3つボタン
  • ダブルブレザー

が定番です。

特に現代では 2つボタン がもっとも標準的です。

レディースブレザーに多い形

レディースでは、

  • 1つボタン
  • 2つボタン
  • 3つボタン
  • ダブル
  • デザイン性の強い変形タイプ

など幅が広く、メンズよりも自由度が高い傾向があります。

そのため、「女性用は必ず何個ボタン」のように単純化して覚えるのは正確ではありません。

メンズブレザーの基本的なボタンマナー

ブレザーというより、メンズのテーラードジャケット全般に共通する基本ルールとして、次の考え方があります。

2つボタン

  • 上だけ留める
  • 下は留めない

これがもっとも一般的です。

3つボタン

  • 真ん中は留める
  • 上は留めても留めなくてもよい
  • 下は留めない

よく知られる表現で言うと、“sometimes, always, never”という考え方です。

座るとき

シングルのジャケットは、立っているときに留めていても、座るときは外す のが一般的です。

そのほうが生地に無理がかからず、見た目も自然です。

レディースブレザーのボタンの留め方

レディースの場合は、メンズほど「2つボタンなら必ずこう」という画一的なルールが強く共有されているとは言いにくい面があります。

実際には、

  • ウエスト位置がきれいに見えるところだけ留める
  • 全部留めずに開けて着る
  • シルエットやデザインに合わせて調整する

といった着方が多く、見た目のバランスが優先されやすい 傾向があります。

ただし、これは“レディースにはルールがない”という意味ではありません。

学校制服、就活用ジャケット、式典向けなどでは、ブランドや学校、場面ごとのルールが優先されることもあります。

つまり、レディースブレザーはメンズほど単一の作法にまとめにくく、デザイン依存が強いと表現するのが適切です。

制服では男女のボタン位置で見分けられる?

従来型の制服では、

  • 男子用は右ボタン
  • 女子用は左ボタン

となっていることが多く、見分ける手がかりになる場合があります。

ただし、最近は

  • 男女共通デザイン
  • ジェンダーレス制服
  • 左右どちらでも留めやすい設計

なども増えているため、ボタンの向きだけで必ず男女を断定できるとは限りません。

中古の制服や古着を見分けるときには参考になりますが、最終判断はシルエットやサイズ感、タグ表記なども合わせて見るのが確実です。

ダブルブレザーの場合はどうか

ダブルブレザーは、シングルよりも前を閉じて着たときの形が本来のシルエットとして想定されていることが多いです。

ただし、どのボタンをどう扱うかは

  • デザイン
  • 仕立て
  • ブランドの意図
  • 着こなしの流儀

によって差があるため、シングルほど単純な一律ルールで語れない部分があります。

そのため、ダブルについては「シングルより閉じて着る前提が強いが、細かな運用には幅がある」と理解しておくのが正確です。

結局、どこまでが確実に言えるのか

ブレザーの男女のボタンについて、比較的確実に言えるのは次の内容です。

確実性が高いポイント

  • 伝統的には メンズは右ボタン、レディースは左ボタン
  • メンズのシングル2つボタンは 上だけ留める
  • メンズの3つボタンは 真ん中中心で、下は留めない
  • シングルジャケットは 座るときに外す のが一般的

断定しすぎないほうがよいポイント

  • 男女でボタン位置が逆になった歴史的理由
  • レディースのボタンマナーを一律に説明すること
  • 制服や現代服で、ボタン位置だけから男女を完全に見分けること
  • ダブルブレザーの細かな留め方を単純化すること

まとめ

ブレザーの男女のボタンの違いとして、もっとも基本になるのは前合わせの向きが逆であること です。

  • メンズは右側にボタン
  • レディースは左側にボタン

これは長く続いてきた慣習ですが、現代では例外もあります。

また、メンズでは2つボタンは上だけ、3つボタンは真ん中中心、一番下は留めないといった比較的はっきりした作法があります。

一方、レディースはメンズほど画一的ではなく、デザインやシルエットに応じて着方が変わりやすいと捉えると、実態に近い説明になります。

以上、ブレザーの男女のボタンの違いについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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