喪服に適したシャツの襟の形について

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男性が通夜や葬儀、告別式、法要などで喪服を着用する場合、シャツは白無地のレギュラーカラーを選ぶのが基本です。

レギュラーカラーは、襟の開きが広すぎず、デザインも控えめなため、弔事の厳粛な雰囲気に適しています。

黒いネクタイとも合わせやすく、喪主や遺族、親族、一般参列者など、立場を問わず着用できます。

襟の形で迷った場合は、白無地のレギュラーカラーシャツを選べば、大きく失敗することはありません。

目次

喪服に合わせやすいシャツの襟の形

レギュラーカラー

喪服に最も適しているのがレギュラーカラーです。

左右の襟先が自然な角度で下に伸びており、黒ネクタイを締めたときも襟元がすっきりとまとまります。

装飾性が低く、落ち着いた印象を与えるため、格式を重視する葬儀にも適しています。

通夜、葬儀、告別式、火葬、法要、お別れの会など、幅広い弔事で着用できます。

開きが控えめなワイドカラー

襟の開きが極端に広くないワイドカラーであれば、弔事でも着用できる場合があります。

首が太い人や体格のよい人は、レギュラーカラーよりもワイドカラーの方が自然に見えることもあります。

ただし、襟の開きが大きくなるほどファッション性が強くなるため、喪服に合わせる場合は控えめなデザインを選ぶことが大切です。

最も無難なのはレギュラーカラーであり、ワイドカラーはあくまで選択肢の一つと考えましょう。

喪服では避けた方がよい襟の形

ボタンダウンカラー

ボタンダウンカラーは、襟先を小さなボタンでシャツ本体に留めるデザインです。

もともとスポーティーでカジュアルな性格を持つ襟型のため、白無地であっても葬儀や告別式には適していません。

一般的なビジネスシーンでは広く使われていますが、格式を重視する弔事では避けるのが無難です。

ホリゾンタルカラー

ホリゾンタルカラーは、左右の襟先がほぼ水平になるほど大きく開いた襟型です。

ネクタイの結び目を目立たせるデザインで、華やかで現代的な印象があります。

そのため、控えめな装いが求められる葬儀には向いていません。

カッタウェイカラー

カッタウェイカラーは、襟先が後方を向くほど大きく開いた襟型です。

ホリゾンタルカラー以上にファッション性が高く、ネクタイの結び目も強調されるため、喪服には合わせない方がよいでしょう。

スタンドカラー・バンドカラー

スタンドカラーやバンドカラーは、一般的な襟羽がなく、首回りに細い帯状の襟が付いたデザインです。

通常の黒ネクタイを締めることを前提としていないため、男性の一般的な喪服スタイルには適していません。

オープンカラー

オープンカラーは、開襟シャツとも呼ばれ、襟元が開いた状態になるシャツです。

ネクタイを締めるためのデザインではないため、葬儀や告別式などの正式な弔事には不向きです。

クレリックカラー

クレリックシャツは、襟や袖口が白く、身頃に別の色や柄が使われているデザインが一般的です。

喪服用のシャツは白無地が基本であるため、色やストライプの入ったクレリックシャツは避けましょう。

ラウンドカラー

ラウンドカラーは、襟先が丸くなっているデザインです。

クラシックなシャツにも見られる襟型ですが、一般的なレギュラーカラーよりも個性的で、柔らかな印象を与えます。

弔事用としては一般的ではないため、あえて選ぶ必要はありません。

ピンホールカラー・タブカラー

ピンホールカラーやタブカラーは、ネクタイの結び目を持ち上げ、襟元を立体的に見せるための襟型です。

装飾性があり、ネクタイを美しく目立たせるデザインのため、華やかさを控える葬儀では避けた方が安心です。

襟の形以外に確認したいポイント

色は白無地を選ぶ

喪服に合わせるシャツは、一般的な白無地が基本です。

薄いブルー、グレー、ベージュ、クリーム色、ストライプ、チェックなどは避けましょう。

遠目では白く見える細かな柄でも、正式な葬儀では無地を選ぶ方が安全です。

「純白でなければならない」という厳密な決まりではありませんが、明らかに白以外に見える色は適していません。

光沢や織り柄が目立たない生地を選ぶ

生地は、表面に強い光沢がなく、柄が目立たないものが適しています。

一般的なブロード生地は喪服に合わせやすい代表的な素材です。

ただし、綿100%でなければならないわけではありません。

ポリエステル混紡や形態安定加工のシャツでも、白無地で装飾性が低ければ問題ありません。

光の当たり方によってストライプや模様が強く浮き出るドビー生地などは、避けた方が無難です。

ボタンは白または半透明が無難

シャツのボタンは、白や半透明など、目立たないものを選びます。

黒や紺などの色付きボタン、金属製のボタン、装飾の入ったボタンは、弔事には適していません。

また、ボタンホールやステッチに色糸を使ったデザインも避けましょう。

袖口はシングルカフスが最も無難

袖口は、一般的なボタン留めのシングルカフスがおすすめです。

ダブルカフス自体が直ちにマナー違反になるわけではありませんが、カフリンクスを使用するため、装飾的に見える場合があります。

葬儀用に新しくシャツを選ぶのであれば、シングルカフスが最も実用的です。

長袖を選ぶ方が安心

正式な葬儀では、長袖の白無地シャツを選ぶのが基本です。

夏場は半袖シャツを許容する考え方もありますが、式中は上着を着用することが前提になります。

喪主や遺族、親族として参列する場合や、格式の高い葬儀では、季節にかかわらず長袖を選ぶ方が安心です。

黒ネクタイとの合わせ方

結び方はプレーンノットが無難

黒ネクタイの結び方は、結び目が小さく控えめにまとまるプレーンノットが適しています。

ほかの結び方がすべて禁止されているわけではありませんが、結び目が大きくなりすぎると華やかな印象になります。

レギュラーカラーとプレーンノットの組み合わせが、最も自然で無難です。

ディンプルは作らない

ネクタイの結び目の下に作るくぼみをディンプルといいます。

ディンプルはネクタイを立体的で華やかに見せるためのものなので、弔事では意識して作らないのが一般的です。

結び目の下を平らに整え、控えめな印象に仕上げましょう。

第一ボタンを留める

黒ネクタイを締める際は、シャツの第一ボタンを留めます。

襟元を開けたままにしたり、ネクタイを緩めたりすると、だらしない印象になります。

首回りが苦しい場合は、ボタンを外すのではなく、適切なサイズのシャツを選ぶことが大切です。

首回りのサイズも確認する

喪服用のシャツは、襟の形だけでなくサイズ感も重要です。

第一ボタンを留めた状態で、首と襟の間に指が1本程度入るくらいを目安にします。

きつすぎると襟元にしわが寄り、緩すぎるとネクタイを締めても隙間ができてしまいます。

首が太く、レギュラーカラーでは窮屈に見える場合は、開きが控えめなワイドカラーを選んでも構いません。

ただし、極端に開いたデザインは避けましょう。

急な通夜でボタンダウンしかない場合

急な訃報で、手元に白無地のボタンダウンシャツしかないこともあります。

可能であれば、コンビニ、スーパーマーケット、量販店、紳士服店などで、白無地のレギュラーカラーシャツを購入するのが理想です。

どうしても用意できない場合、ボタンダウンで参列したことだけを理由に、通夜への参列を取りやめる必要はありません。

ただし、正式な服装とはいえないため、翌日の葬儀や告別式までには、一般的な白無地のシャツを準備しましょう。

通夜と葬儀でシャツの選び方は変わるのか

通夜は、急いで駆けつける場という考え方から、葬儀や告別式よりも服装に多少の幅があるとされてきました。

しかし、現在では通夜でもブラックスーツなどの準喪服を着用する人が一般的です。

そのため、シャツについても白無地のレギュラーカラーを選ぶのが安心です。

案内状などに「平服でお越しください」と書かれている場合でも、普段着でよいという意味ではありません。

黒、濃紺、ダークグレーなどの控えめな服装を選び、シャツは白無地を基本とします。

喪服に適したシャツの選び方まとめ

喪服に合わせるシャツは、次の条件を満たすものが最も無難です。

最もおすすめの仕様

白無地、長袖、レギュラーカラー、シングルカフス、白または半透明のボタンが基本です。

生地は光沢や織り柄が目立たないものを選び、黒無地のネクタイをプレーンノットで締めます。

着用できる場合がある仕様

襟の開きが控えめなワイドカラーは、体格や首回りとの相性によって着用できます。

ただし、レギュラーカラーの方がより無難です。

避けた方がよい仕様

ボタンダウン、ホリゾンタルカラー、カッタウェイカラー、スタンドカラー、バンドカラー、オープンカラーなどは避けましょう。

色柄のあるシャツ、光沢の強い生地、目立つボタンやステッチ、装飾性の高い襟型も弔事には不向きです。

喪服に合わせるシャツ選びで迷ったときは、白無地の長袖レギュラーカラーシャツを選ぶのが最も確実です。

以上、喪服に適したシャツの襟の形についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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